「そうか・・・徳川が主のことを・・・」

「・・あぁ」



あの事件が発生してすでに2日。
いえなかったことを、刑部に話した。

私のせいで、千代は学校にこれなくなった、といっても正しい。

私を・・庇ったから・・・



「それで、主のソレは何ぞ」

「あぁ・・ これか・・・」



千代に会えなくなたせいで結局返せなくなってしまった。

だからなくさぬように、手首に巻いている。


それに刑部が気がついたことが驚きだったが・・・
まぁ、私がこんなものをつけていたら、気にするか・・・


ちゃり・・っと三つ葉葵のついた紐にふれる。




どうして、お前が傷つかなくてはいけないんだ・・
私は・・・私は・・・ただ・・・




執筆日 20130630



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