「もう学校にはなれたか、千代」

『あぁ、慣れたぞ!』



入学してからかれこれ一ヶ月。

オリエンテーションやら何やらがやっと終わって落ち着いてきた。
だが、この学校には思った以上に皆がいることを知った。


西軍は三成をはじめ、毛利に刑部、真田・・年上には猿飛がいた
教師の中には信玄公や秀吉殿、半兵衛様


そして東軍の皆は、私の隣にいる孫市をはじめ独眼竜に元親、巫殿、一つ上には風魔もいた。
教師の中には片倉殿、北条殿も・・・



あぁ、皆がいる・・・。


そう思った。


だが・・・西軍からくる殺気を含んだ視線が、来る。

つまり、皆・・・記憶があるということか・・・


あぁ、もう・・・私の理想には届かないんだ・・・



そう思うと、酷く・・サミシイ





『(もう、私にはみなと笑いあうことはできないのだな)』




執筆日 20130530



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