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『どうして・・・言ってくれなかったんですか・・・』
声が震えてしまったのは仕方が無いだろう。
咳き込み、崩れ落ちた半兵衛様。
慌てて背を撫でれば、その咳がおかしいことになんてすぐに気がついた。
紫に、散る、赤。
クッと、表情をゆがめたのは、きっと私に見つかってしまったからだろう。
咳・・・ということは気管系の病気だ。
吐血までする・・・ということは・・・かなり、病状は悪化していることは明白
どうして…
『なんで、ですか・・・』
彼は・・・誰にも相談しなかったのか
執筆日 20130308
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