2013/07/06 07:21
颯斗と
死ねない理由が出来た。
そう終夜に言ったとき、あいつは、それはよかったなと俺に笑い、ここは俺に任せてお前はさっさと帰れと、俺を茶化した。
失礼なやつや、なんて思っていても、あいつはきっと俺の真意をわかっている。
廃村と化した風魔の里に降り立てば、俺の気配を察していたのか赤い髪を持つ少年が俺の下へと駆けてくる。
その光景に思わず口元がゆるんだ。
「迎えに来てくれたのか?」
「!」
「そっか ありがとう。
その忍び化粧似合ってるぜ」
ぽんぽんっと頭を撫でる。
まだ使い慣れていない、感覚も定かではないこの腕。
だが、この子の体温は しっかりと感じる
「今度一緒に出かけような」
「?」
「嘘じゃねーよ 約束だ
小太郎」
《テスト中に殴り描きしたものなので後ろに写ってるものは気にしないでください。》
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