真昼の祭り


「岡田!野間!お前らはめやがったな!」
「ミョウジ上等兵いい加減観念して下さいよ。もう始まっちゃいますって」
「今年は大人しいから参加しなくてもいいのかと思ってたのに!」
「そんなわけないじゃないですか」

今日の第七師団兵舎は少し、いやかなり騒がしかった。正確に言えばここ数日騒がしい。訓練のための声出しやしょうもない事での喧嘩でうるさいことはあっても、基本的には兵舎は静かである。しかし、今はわいわいと賑わう商店街のようにうるさく右へ左へと忙しなく兵士達が行きかっていた。それもそのはず。あちらこちらで今日この日のために準備が行われていたのだ。

今日は年に一度の軍旗祭である。

「だから言ったじゃないですか。ミョウジ上等兵にはちょっと座っていただくだけだと」
「女装して見世物になれなんて聞いてない!」
「まぁ言ったら逃げられますからね」

野間は部屋唯一の出入り口を塞ぎながらけろりと言ってのけた。当然だろうと言わんばかりに堂々とした態度に、退路を断たれたナマエは一段と怒りを加速させる。

軍旗祭とは、年に一度行われる聯隊主催の祝賀行事である。この日は兵舎を解放し、地元の人を招いて兵士も地元民も皆で楽しむのだ。軍旗祭に向けて、師団内部ではそれぞれが出し物を用意する。出店を開いたり、腕っぷしを競う武道大会や演劇はもはや定番。

そしてもうひとつ、定番にして例年大盛り上がりを見せるのが女装喫茶だ。筋肉質な男達が慣れぬ化粧をする様はおもしろおかしく、美しい男が化粧をすれば目の保養。どちらに転んでもおいしい催しである。

ナマエはそれこそ毎年誘いがあったが、この時ばかりは虎の威を借る狐。早々に普通の出店の裏方として参加し回避していていたのだが。今年は野間と岡田という比較的仲の良いメンバーに誘われてうんと頷いたのだ。

『ミョウジ上等兵は座って店番をしてもらうだけです。簡単お仕事ですよ』

そんな甘言に乗せられて。そんなわけはなかったのだ。


「頼みますよぉ」
「い、や、だ!そんなに女装が好きなら岡田が着ろ!」
「俺が着ても喜ばれないんですよ」

着々と準備が進む中。決して広いとは言えない部屋の中をうまい事立ち回って逃げるナマエを岡田がへらへらと笑いながら追いかける。出入口は野間が塞いでいて出るにでられないのだ。窓の外に出ようにも二階のこの部屋では脱出も難しい。伸ばされた手からするりと逃れ、どうしたものかと出入口を見る。

「何やってるんです?そんな所で」
「谷垣ッ!!」

野間が気怠そうに「よぉ」と手をあげる。部屋を覗き込むように顔を見せたのは谷垣だった。出し物に使うものでも入っているのだろう箱を抱えている。

突如として現れた第三者の存在に、「天の救いだ!」とナマエが出入口に向かってずかずかと向かうと岡田が軍服の端を掴んだ。「離せ」「駄目です」とぎゃーぎゃー言い合うナマエと岡田に、谷垣はビクリと肩を揺らし何が起きているのか分からずに困惑しているようだった。

騒ぐ二人をよそに、ドアに寄りかかった野間がゆっくりと腕を組みながら谷垣に問いかける。

「なぁ谷垣。ミョウジ上等兵殿の女装、見たいよな?」
「え、はぁ。それは…そうですね。似合うでしょうから」
「ですって。裏切られましたね」
「谷垣ィ!!お前後で覚えてろよ!」
「えっ」

聞かれた事に谷垣が素直に頷くと、頼みの綱がプツリと切れた気がしてナマエはそれはもう見事な負け台詞を吐いたのだった。

「よし、野間。お前そっちから囲め」
「了解」
「ちょ、馬鹿やめろ!」
「えっ?あ、え?」

結局両腕をがっちりと捕まえられたナマエは抵抗空しくずるずると引きずられて女装するための準備が整えられた部屋へと連れて行かれた。

部屋にはどこから調達したのか分からない女物の着物と化粧道具が置かれていて、机の上にはきっちりと綺麗に畳まれた軍服がある。既に女装で外に繰り出した奴がいるのだろう。誰だかは知らないが、男が女装なんてしたって見るに堪えない。ナマエは想像しただけでげんなりしてしまった。

「俺達に着替えさせられるのと、自分で着替えるのどっちがいいですか?」
「どっちも嫌」
「じゃあ強制という事で」
「待て待て待て分かった分かった」

部屋に放り込まれて早々に軍衣に手をかけられたナマエの背筋はぞぞぞと粟立った。この二人に他意がないのは分かっているが、脱がされるのは気分が悪い。渋々自分で着替える事になったが、最後まで可愛すぎる花柄の着物と無地の着物を着るかでやはり岡田と揉めていた。

そしてきっちり無地の着物に着替えた後。

野間に促されて部屋に置かれた一脚の椅子に座る。何も女装というのは着替える事だけじゃないのだ。ナマエと対峙するようにもう一脚の椅子に座った岡田の手には白粉をすくいとった化粧筆。着替えたのだから化粧も、という事である。

けれどいざ化粧筆を肌に滑らせようとしても、手をナマエがじっと見つめるのだ。当然普段化粧なんてものを施す事がない岡田にとっては中々にやりにくい。

「ミョウジ上等兵殿、目を閉じてくれないとやりにくいのですが」
「そのまま諦めろ」
「そうは言いましてもねぇ」

着替えたのだからいいだろう、とツンとそっぽを向くナマエは協力する気はさらさらない。何せ、顔はいいのだ。顔は。自分でもその事はしっかりと認識していたし、岡田が施す下手だろう化粧よりは素顔の方がマシだと思っていた。

実際化粧筆を持った岡田も、見つめる野間も、女性物の着物を着ただけだというのにナマエは誰もが黙る深窓の令嬢のように見えていたのだからそのままでも良かったのだ。(仕草や言葉遣いは相変わらず男らしくて台無しではあったが)

「おや。素敵な女性が何を怒っているんだい?」

先ほどの谷垣と同じように部屋の中をのぞき見るように現れたのはあの額当て。窓から入る光にきらりと輝いたそれを付けている人は第七師団においてはただ一人だ。

「「つ、鶴見中尉殿…?!」」
「中尉殿、何故こんな所に」
「各所の視察中だよ」

自分の顎を撫でながら優雅に入ってきた鶴見に、座っていた二人は慌てて立ち上がった。どうやらいつもそばにいるはずの月島はおらず、一人で各所を見回っているようだ。

「準備は順調…ではないようだな」

部屋の中をぐるりと見渡しながら、先ほどまで岡田が座っていた席に鶴見が足を組んで座る。中尉ともなれば出店を準備する必要も、見回りをする必要もないのだが、鶴見はそれなりに軍旗祭を楽しみにしていた。

立ち上がったナマエを「こちらへおいで」と微笑みながら手招きすると、にこりとほほ笑みかける。拒否する理由もなくナマエは大人しく目の前に椅子にかけた。すると鶴見は傍に立つ岡田の手から化粧筆を取り上げる。

「え、ちゅ、中尉殿が化粧を?」
「私も若い頃は参加したものだよ」
「いや、結構で「ミョウジ上等兵。君は目を閉じているだけでいい」

男性にしてはほっそりとした指が、うろたえる顎をクイと持ち上げる。心なしか背後にはひなげしの花がふわりと咲いているように見え、ナマエは幻覚でも見ているのだろうかと一度目を閉じた。

その隙を見逃さず、閉じられた瞼の上をやわらかな化粧筆がスッと撫でていく。鼻筋、頬の上。不本意ながらも順番にうっすらと白粉がついていく違和感に、ナマエは早く終わる事を念じながらじっと待った。

「君は肌が綺麗だから、こういうものは素を活かした方がいい」
「はぁ」

そして筆があっさり終わったかと思えば、まだまだ続きがあるようだ。岡田の手から鶴見の手へと次から次へと様々な道具が手渡されてはナマエの顔を彩っていく。最後にはとんとんと叩くように唇に紅をのせて。濃すぎず、けれど薄すぎず。素を生かす手法はどこぞのお抱えの化粧師かと思うほどの腕前であった。

「よし。もういいぞ」
「はい」

鶴見の声にあわせて、伏せられていた睫がふるりと揺れる。瞼の裏に広がっていた暗い星空を押し上げて、眩しい光に目を細めた。目の前に座っている鶴見は、目があうとニカッと歯を見せて笑っている。

「…俺今どんな顔なんですかね」
「例えるなら白百合のようだよ」
「はぁ。百合ですか」

大満足の出来だと鶴見は腕を組んでうんうんと頷く。

鶴見の手によって化粧を施されたナマエは、普段の大輪の花のような美しさとはまた違う。鶴見の言う一輪の白百合のような、しとやかな愛らしさに磨きをかけていた。表情は憂鬱だが、それがなおの事話しかけるのを躊躇うほどの深窓の令嬢といった雰囲気を醸し出している。

ただ実のところを言えば、ナマエは女装をしているという現実に気が重くなっているだけであった。
自分の顔を見るすべもなく、八つ当たり気味に岡田と野間を恨めしく睨む。二人が原因だと言うのに、化粧をしている途中からいいとも悪いとも何も言わないのだ。感想のひとつやふたつ言ってくれてもいいだろう。よっぽどひどい顔でもしているのだろうか。いやしかしこの鶴見中尉がやった事には口出しもできないのか。ぐるぐる悩んでいると鶴見が「ミョウジ上等兵」と名を呼ぶ。

「せっかく可愛らしいのだ。笑って見せてくれないか。口角をあげて、にこりとね」

こうだ、と人差し指で自身の口角をぎゅっと持ち上げてわざとらしくニコリと笑う鶴見は何やらご機嫌だ。不気味なほどの笑顔。釣られて若干ひきつった笑みを浮かべると、鶴見が手を叩いて喜ぶのだから複雑な気持ちだ。ナマエは「なんなのだこれは」と内心ため息を吐いた。


**


着々とあちこちで準備が進む中、鯉登と月島は廊下をゆったりとした足取りで廊下を歩いていた。

主にどたばたと騒がしいのは下士官達であって上官である二人には軍旗祭の準備というものは無縁であった。しいて言えばサボっている兵士がいないか見回り、もめごとを早期発見する事が仕事である。

けれどこの二人、見回りという仕事をしてはいるものの目的は別の所にあった。「見回りに行く」といなくなった鶴見を鯉登が探しているのだ。月島は彼だけを行かせるわけにもいかず、後について歩いているだけなのだ。

コツコツ。ギシギシ。

長年使っている兵舎の廊下は古びていて、足音と共に床板のきしむ音がする。普段はこんな音は気にならないのだが、何故だろうかと月島がふと考えると騒がしかった廊下が妙に静かになっているのに気が付いた。はて、一体なんだろう。今は準備中であって、人気がある今静かになるなんてお偉いさんでも来たのか?

月島が足を止め、周囲を見渡すと曲がり角を一人の女性が歩いてくる。まだ軍旗祭は始まっていないはずだが、誰かが知り合いを入れてしまったのだろうか。それにしては案内のものがいないようだ。

カラン。コロン。

自分達とは違う足音がよく響く。足元から鮮やかな発色の着物、着物から顔へと視線を上げていくと、その顔は美しいと有名な上等兵によく似ていた。けれど目の前にいる人は女性ものの着物で、化粧をしている。形の良い唇には鮮やかな赤い紅が引かれていて、月島には妙に印象に残った。

「あぁ少尉殿と軍曹殿。見回りですか?」
「!?ミョウジか!なんだ、その恰好は」

二人の名前を呼んだ声は、ずいぶんと耳馴染みのある声だった。女性にしては低すぎる、凛とした声がその女性から発せられているものだと分かると、急に親近感が湧いてくる。

カラコロと下駄を鳴らしながら近くへやってきたミョウジは、「どうも」と綺麗すぎる所作で頭を下げた。

「女装喫茶だそうです」
「それは、…大変人気が出そうだな」

月島は女装姿を見てぼんやりと例年見る女装喫茶の事を思い出した。おおよそいつもゴツい男達が茶化して遊びに行くのが大体なのだが、今回ばかりは凄まじい人気になるであろう。本人の微妙そうな顔を見て実に気の毒な事だと思った。

「似合ってるぞ」
「茶化さないでくださいよ。あぁでも化粧は中尉殿にやっていただいたので、化粧を褒めてるなら中尉殿にどうぞ」
「鶴見どんが?!」
「え、えぇまぁ」

思わぬ所から鶴見中尉、という単語が聞こえてきた事に隣で黙っていた鯉登の声のトーンが一気にあがった。鶴見中尉を探していたのだからそれはそうか、と月島が一人納得していると「さすが」とか「おいもやって欲しい」とまで言いだすのだから頭を抱えた。鯉登の鶴見好きはただ単な憧れとは少し違うのだ。

極め付けにミョウジが「鯉登少尉も女装喫茶に参加されては?今なら中尉殿が化粧をしてくれるかもしれません」などと言うのだからもう行先は決定したも同然だった。興奮しきった顔を更にパァァと明るくさせた鯉登がぐるりと月島を見た。

「行くぞ月島ァ!」

あぁやっぱり。言われなくても付いていくつもりではあったが、まさか化粧をしてもらいに行くなんて。もしや本当に女装されるのではあるまいな、と苦虫をかみつぶしたような顔をしていると原因である美しい女性。いやミョウジはいつの間にかいなくなっていた。遠くの方から下駄の音が聞こえる。きっと鯉登に絡まれるのが面倒だったのだろう。

「…狐にでも化かされた気分だ」
「月島ァ!」
「はいはい今行きます」


**


してくれるかもしれないとしか言っていないのだから問題ないだろう。

ナマエは自分の発言を振り返りながら月島達とは真逆の方向へと歩いていた。女装喫茶に参加するならするで道連れを増やすまでだ。ちょっと月島軍曹殿には悪いことをしたかも、と思いはしたが後の祭りという奴である。

じろじろ、きょろきょろと好奇な目から避けるように人のいない方へと歩いていくといつの間にか裏口の方へと自然に足が向いていた。さわやかな風が長い着物の袖を揺らして遊ぶ。風で運ばれてきた青い葉の匂いに、ナマエは尾形がサボる時によく上っている木の事を思い出した。

木が生えている場所はこんなに騒がしい軍旗祭の日には誰も近づかないだろう。カラコロと規則正しい下駄の音を鳴らしながら大木の下にやってくると、太い幹をぐっと見上げた。案の定黒い足がだらりと二本下がっているのが見える。

「おい尾形。起きてるか?」
「ナマエか。サボるなとでも言いに来たのか」
「いいや。そういうわけじゃない。なぁ俺今登れないから降りてこいよ」
「登れない?」
「いいから早く」

呼びかけると足はピクリと反応し、すぐに反動をつけて木の枝の隙間を通り抜けるようにストンッとおりてきた。軍旗祭で皆どこか浮かれたような、楽しそうな顔をしているというのに尾形は相変わらず冷めた顔で、その頭にはひらりと木の葉が舞いおりる。葉を適当に払い落としながら、ようやく尾形がしっかりとナマエを見た。

「よ。驚いたか」
「……」
「一言くらいなんか言ってくれよ」

黒い瞳を何回か瞬かせた尾形は、特に何も言わなかった。つま先から頭のてっぺんまで、じーっと見つめて、またてっぺんからつま先まで見て。そして一呼吸置いて地面にしゃがみ込んだ。

何をしているのだろうか、とナマエが尾形の動向を見守っていると、だらりとぶら下がった手のひらを少し湿った土にくっつける。色白の手には黒っぽい土がよく目立つ。満遍なく土がついた手のひらは、迷う事なくこちらに向かってきてベシャッと嫌な音がすぐ耳元の傍で聞こえた。

「……おい何すんだ」
「顔に泥を塗った」
「そりゃ分かる」

自分の顔は鏡がないからよく分からないが、少なくとも尾形の手形がはっきりと自分の頬についているだろう事くらいはさすがに分かった。尾形の手が離れ、頬へ触れてみると、白粉ですべすべしていた肌についた土くれのせいでじゃりじゃりと嫌な質感がする。

何故何もしていないのにこんな事をされねばならないのだ。ナマエが突然の攻撃に額に青筋を浮かべると、あざ笑うかのようにクックッと喉を鳴らして笑う。

「人には見せられない顔だな」
「お前のせいでな。どうするんだ、これ」
「それ、女装喫茶だろう?出るつもりだったのか」
「出る気はない」
「なら汚れたっていいだろう」
「何がいいものか。怒られるのは俺だぞ」

元々女装喫茶なんてものには出るつもりもなかったが、顔に手形なんて何事かと騒ぎになりそうだ。特に岡田あたりが。そこでナマエはぴたりと動きを止める。尾形が泥を塗ったせいでせっかく綺麗にした顔も、着物もすっかり台無しだ。顔は洗えば化粧が落ちるし、わずかだが土で着物も汚れているようだった。

「なるほどなるほど。これは名案だ」

艶々と光る赤い唇が美しく笑うと、頬についた土がはらりと落ちた。


**


「な、何してんですか尾形上等兵殿!せっかくのミョウジ上等兵殿の女装が!」
「ブスだから泥塗ってやっただけだが」
「俺ブスって初めて言われた」
「ミョウジ上等兵殿を自由にさせたのが間違いだった…」

ナマエが泥をつけたまま部屋に戻ると、絶叫したのは岡田だった。あからさまに肩を落として落ち込むと、「せっかくの看板娘が…」とぼそぼそと呟く。部屋には噂を聞きつけてやってきた二階堂兄弟や三島が泥のついた顔に驚きはしたものの「ほぉ」「へぇー」「美人さんですね!」と三者三様の反応を見せた。野間も岡田ほどではないが目を丸くして驚いた後、机の上に畳まれていたナマエの軍服を差し出した。

「さすがにそれじゃ接客できないですね。軍服お返しします」
「野間!お前あっさり返すなよ」
「また中尉殿に化粧を頼むわけにもいかないだろう」
「そうだが…。もう素顔のままでいいので接客してくれませんかね」
「ふん。一度化粧したんだから二度目はないぞ」

軍服を受け取ると、ナマエはにこりと微笑んだ。女装して初めて見せたその微笑みは、土がついていようとも身も心もとろけるような甘美なものであった。それでも尾形は「さっさと顔を洗え」と執拗に洗面台へとその背を推した。


こうしてつかの間の女装は幕を閉じたのである。


ちなみに女装喫茶と言えば謀らずして宣伝していたナマエのおかげで繁盛していたが、当の本人は売店で買ったイカ焼きと、食堂でふるまわれた酒を片手に尾形と二人で楽しんでいた。

「「うまい」」


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名無し様

リクエストありがとうございました。
第七師団オールという事で書かせていただきましたが、よくよく考えたら宇佐美が不在です。申し訳ないです。

軍旗祭は女装は定番出し物と聞いて、書かずにはいられませんでした。尾形は女装した姿が嫌いなわけではなく、ただ単にその姿のおかげで女装喫茶に駆り出されたり、ただでさえ多い余計な虫をつけたくないが故の土ベタです。言葉より行動派。


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