ノイズ除去の方法(簡易機能)




PCをお持ちの方なら誰でもできる簡単なノイズ除去機能を説明したいと思います。


ノイズ除去ができるフリーソフト(無料)は「SounEngine Free(サウンドエンジン)」か、「Audacity」がオススメです。


■サウンドエンジンの場合


・ノイズサプレッサー
(音質)→(ノイズサプレッサー)と開きます。
「強めに全帯域ノイズ低減」と「軽めに全帯域ノイズ低減」のどちらかをノイズの入り具合で調整するといいです。
細かいゴミが取れる機能です。


管理人は大体この機能だけで携帯収録ボイスから、PC収録のものまで行います。
これだけでかなり綺麗になります。


・ノイズゲート
(音量)→(ノイズゲート)で開きます。
こちらもノイズを抑えたり、台詞や、音の間のいらない部分を消す機能です。
色々試してみることをオススメします。


■Audacityの場合


・ノイズの除去
(エフェクト)→(ノイズの除去)で開きます。
かなり強力なノイズ除去なので、サウンドエンジンの「ノイズサプレッサー」などで軽くゴミ取りをしてから軽めに使うと、とても綺麗に使えます。

(1)以下のように”ノイズの部分”を選んで「ノイズプロファイルの取得」を行う。※うしろにサーッと流れるホワイトノイズ、環境ノイズ等に有効です。

これによってAudacityがノイズ部分を認識します。(ファイルごとにノイズが違う為ノイズを取る度にプロファイルをしましょう。)


(2)次に消したい部分か、全選択をして「ノイズ除去」から除去を選択



管理人はサウンドエンジンで取りきれなかったひどいノイズをこの機能で処理する事が多いです。


■ノーマライズ、正規化をしよう!


サウンドエンジンでもAudacityでも必ずある機能なのですが、「ノーマライズ/正規化」というものがあります。


サウンドエンジン:(音量)→(ノーマライズ)


Audacity:(エフェクト)→(正規化)


で開けます。


こちらは全体の音量を上げる機能になっています。
全体の音量が小さくてよく聞こえない、ノイズを取るのに全体が小さすぎて上手く処理ができない場合は正規化をしましょう。


(※補足)ボイスドラマの編集などで、ボイスの音量にバラつきがでてしまう場合はこの機能を使って音を揃えるとよいです。


■ノイズを取るときのあれこれ

ノイズ除去をした時に消したくない語尾などが消えてしまう場合は「正規化」をしたりボリュームコントロール機能を使って音量を上げてからノイズを消しましょう。
音量の小さい所を部分的にボリューム調整するのも効果的です。


あまりにノイズが多い場合は少しボリューム下げてノイズ除去をするといい場合があります。


ノイズは一度で消えない場合もありますので何回かやってみるといい場合があります。


いらない前後の動作音などは無音化して消しましょう。
予め無音にしたいところは「無音」機能で消すといいです。



■コンプレッサー
音の大きさがバラバラで正規化(ノーマライズ)をしても聞き取りにくい音がある場合があります。その場合はコンプレッサーを使いましょう。
コンプレッサーは簡単にいうと全体の音を一定に潰す機能です。音の大きさを揃える事ができます。
(※こちらの機能はボイスドラマや歌の編集などでしか使うことは少ないと思います。)


■ロボットボイスになってませんか?
よくAudacityなどのノイズ除去機能で綺麗にノイズを取り過ぎて、ロボットのようなぽこぽこボイスになっている方がいます。

こういうボイスはノイズがある音声よりも編集し辛いです。


できればノイズ除去はし過ぎない方がいいです。
あくまでどうしようもない時の手段と考えて下さい。
録音の時になるべくホワイトノイズに気をつけて頂き、あまりノイズ除去に頼りすぎないようにして下さい。


■ノイズ除去に詳しいサイト
小森平の使い方
音声編集、エフェクトのかけ方、詳しいAudacityの使い方等が掲載しています。
素材配布もされています。


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