「ビアンカさん」
ぱたた、なんて効果音がついてきそうな足音であおい髪をなびかせて
「フローラさん?アンディさんは」
「出張ですわ。あ、ごめんなさい。押し掛けてばかりで迷惑ですよね・・・」
「そんなのありえないわ。遊びに来てくれて嬉しい、本当よ」
あ、花が咲いた
「本当ですか?!ふふ・・・。あ、聞いて下さい、アンディが・・・」
まるで清廉な少女のいでたち
「私、ビアンカさんに生まれ変わりたいですわ」
「?」
「だって、ビアンカさんは太陽でしょう」
「太陽」
「ええ。なんだか側に居るだけで凄く・・・。なのに、離れたら底から少しずつ冷えていくんです。きっとビアンカさんは、太陽に愛されているんですわね」
「あはは。アンディさんに似てきたんじゃない、まるで詩人よ。アンディさんも隠れて詞とかつくってそうだもの」
「もう!嘘じゃないです」
「はいはい。有難いこと」
また、花が咲いた
貴女は春を告げる
「ちょ、ちょっと。何笑ってるの。もう、え?顔が赤い?そんな・・・」
だって太陽なんて。そんな可愛い顔で気障なことを言ってのけるから可笑しくて吹き出しただけよ
ふおおおおおフロビアふおおおおこ
あまあまかきたいほのぼのかきたいえろえろかきたい
ビアンカさんかわいいよビアンカさん