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What's your name?(★付きの章で使用可)


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Long

指を 絡ませ

顔を歪め 頬を赤らめ

頬を伝る涙が 髪から滴る汗が

頬を 射つ


記憶は途切れた





星空が 嘲笑っているわらっている

星空に嘲笑われ、わたしも笑う

ーそんな、乙女なガラじゃない


戸を叩く音が 思考を遮断

自ら赴き、ドアノブを恐る恐る回す

それは 予想していたシルエットとは程遠く、蒼い髪のネグリジェ

「フローラ、さん。」

貴女は

そんなに済ました顔で いられるのね

「ごめんなさい、お休みだったでしょうか・・・。」

「いいえ。どうしたの、こんな遅くに。」

「・・・。」


どうしたの、と声 を




掛けようとした。


「何。」

「涙を」


蕾の様な唇で掬われた涙
その痕を 透き通った指が追う

「嫌、やめて。」

「いいえ。」

「おかしいわ。」

「いいえ。」






虚ろな瞳に 星空が映っている

「まるで、星空が嘲笑っている様ですわ。」


激情し 突き飛ばそうと伸ばす手

掴まれ 視界が廻る


「ーッ。」

柔らかい羽毛が詰まったベッドが
衝撃を和らげた


「どういうつもり。」

「ごめんなさい」

自分でも 解らないの



痛みが 鋭く走る


「ぅ、あぁ・・・。」


首筋の紅い痕

そこにばかり意識が飛んでしまう



指が絡む

ああ、細い

折ってしまいそう



「やめて、お願い。」

「大丈夫ですわ。指を折ったりなんてしない。」

「嫌、いや」



白いシーツの上に


露になる体


太陽の光で熟れた、細さの中の根

その強さが 強がりが 愛しくて




汚したくないの



でも




汚されるほうが 怖い





ひゃー。書いちゃったよ。ひゃー
うおおフロビア良いね襲われちゃえい












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