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「すー…」
小「あらかわいい、ね・が・お♪」
蔵「…あんま見んなや。」
白石は自分の隣で寝ている理緒の顔を隠した。
小「あら?蔵りん嫉妬?」
蔵「…うるさい。」
小「ええやないの、蔵りんは肩に頭預けてる理緒独り占めできてるんやし♪」
白石は自分の肩に頭をのっけている理緒をみた。
蔵「(…相変わらずかわいい顔やな。)」
小「…蔵りん、顔緩みっぱなしやで…?」
謙「白石ー、小春ー!!」
蔵「新幹線の中で大声だすなや。」
謙「ああ、すまん。」
小「で? どないしたん?」
「んっ、」
蔵「…理緒起きたか?」
「んー…、」
蔵「まだ眠いみたいやな。」
よしよしと白石は理緒の頭を撫でる。
謙「てかそれどころやない!!」
蔵「だから大きな声だすなって…。」
謙「金ちゃんが消えた!!」
蔵・小「「は?」」
謙「富士山みた辺りから居なくなってもうたんや…、」
蔵「あー…、」
小「あの金太郎はんや、富士山みて東京やと思ったんやろ…。」
蔵「せやな。」
謙「ってことは、新富士で降りてもうたんか…。」
小「そうゆうことになるわね。」
光「どうせ金太郎のことや。走ってでも東京にくるやろ。」
謙「わっ! 光!! いつのまに!!」
光「今ですわ。 …それにしても、理緒先輩かわいっすね。」
蔵「見んなや。」
光「部長こわいっすわ。」
謙「まあ、東京ついたら従兄弟に電話してみるわ。」
蔵「伊達メガネか?」
謙「せや。」
蔵「頼りになるんか?あいつ…、」
謙「まあ、なんにもないよりましやろ。」
いざ東京へあれ?
ここどこ?
なんで私、蔵の肩に頭預けてるのぉぉぉお!?
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