君は俺らのお姫様 「名前さん!!」 長太郎が嬉しそうにこっちにやって来た 気のせいかな 長太郎に犬しっぽと耳が……… 「今日、部活に来るの遅かったですよね。どうしたんですか?」 「ごめんね、委員会が長引いちゃって」 「そうだったんですか!良かった名前さんが何か怪我したかと思って心配してたんです」 にっこり笑う長太郎を見ると つられてにっこり笑ってしまう 長太郎はやっぱり癒される 「ありがと、長太郎♪」 * 「あ、名前先輩」 「名前!!」 岳人が駆け寄ってきて抱きついた 「な、なに?岳人」 岳「ずっと待ってたんだぜ!遅ぇよ〜」 「ごめんね、委員会が長引いて」 日「そうだったんですか」 「ひゃあ!」 いつの間にか日吉が後ろに立っていた 「び、びっくりしたぁ〜」 岳「怖ぇんだよ、日吉!」 日「それより向日さん」 岳「なんだよ」 日「そろそろ名前先輩から離れて下さい。見ていて不愉快ですから」 岳「別にいいじゃねーか、俺はこーしていたいんだし」 「へ?」 日「離れて下さいよ……」 岳「やなこった、お前だってほんとは名前にくっつきたいんだろ?」 「……え?」 日「う…///……………なんでもいいから、名前先輩にくっつかないで下さい!」 日吉が演武テニスの格好をする そして岳人に殴り掛かる 「甘いんだよ!」 岳人はヒラッと華麗に避ける 「チッ!!」 日吉がキレたのか岳人に飛びかかる そして取っ組み合いのケンカが始まった 「ちょ、ケンカはやめてーー!!」 * 「名前」 「侑士」 「遅かったなぁ、なんかあったんか?」 「ちょっと委員会で」 「そうか、お疲れさん」 「ありがと」 「名前がおらんかったからむっちゃ寂しかったんやで?」 侑士は優しく頭を撫でた なぜかくすぐったくて恥ずかしい気持ちになる 「……ほんと?」 「ほんまやで」 にこっと笑って侑士は立ち去っていく 「………時々かっこいいんだよな……侑士って」 * 「やっと来たね名前」 「滝」 「遅かったじゃねーか名前」 「宍戸。うん、ちょっと委員会が長引いて」 「へーお疲れ名前」 「ほらよ、これ飲めよ」 「え!宍戸、いいの?」 「おう」 「ありがとう!」 「疲れてると思うから少し休みなよ」 「うん、滝ありがとう♪」 2人の優しさは とても温かくて とても心地いい 「名前が元気ないと俺も元気出ないからね」 「俺も名前が元気でねーと元気出ねーな」 「台詞パクんないでね宍戸」 「う」 * 「名前」 「跡部」 「遅かったじゃねーか、あーん?」 「委員会が長引いて」 「そうか………」 なぜか 沈黙と跡部との見つめ合いが続く 「な、何か顔に付いてる?」 「………疲れてるんじゃねーのか?」 「そう?」 「俺にはそう見える」 「………ウス」 「樺地?」 樺地は冷たいタオルを差し出してきた 「使っていいの?」 「ウス」 「ありがとう、樺地♪暑いと思ってたんだよね〜」 「喜んでくれて………光栄……です」 「樺地って本当いい子だよね」 「ウス………」 「………名前」 「何?跡部」 「あんまり俺様を妬かせてんじゃねーよ」 少し赤く染まった頬で跡部は呟いた その後樺地を連れて立ち去った 「………跡部なにに妬いてたの?」 * 「名前〜」 「ジローどうしたの?」 「名前来ねーから超暇だったC〜」 「ごめんね、委員会で」 「……名前疲れてるの?」 「え?」 「なんか元気ないよ?」 「そうかな」 ジローの言う通り 長引いた委員会のせいで少し疲れてる 「………名前」 「ん?」 「一緒寝よ?」 「え?」 「疲れてる時は寝るのが1番いいんだよ〜」 ジローはそう言って木陰に寝転んだ 「ほら名前も〜」 「……うん!」 ジローの隣に寝転んで 青空を見る 「綺麗………」 時々吹く風が髪を靡かせる とっても気持ち良くてすぐに眠りについた 「………俺、名前が元気じゃないとつまんない」 「名前は元気が1番合ってる」 「俺ね元気な名前が大好きなんだよ」 「………お疲れ名前」 * 「名前さん」 俺はあなたが大好きです 「名前!」 俺はお前が大好きだぜ!! 「名前先輩」 あなたのこと嫌いじゃないですよ 「名前」 自分のことめっちゃ好きや、ほんまやで? 「名前」 元気な君が好きだよ 「名前」 その………好きだ 「名前……さん」 好き……です 「名前」 あんまり俺様以外の男を見るなよ? 「名前〜」 笑顔の君が大好きだC〜! 名前 君は俺らのお姫様 You are our princess ! ! 恣凪様、素敵な夢小説をありがとうございます! 恣凪様のサイトとの相互記念でいただいた小説です。 やっぱり逆ハーはうはうはですね!!大好きです! タイトルがおさまりきらなかったので、君は俺らのお姫様というところをお借りしました>< 私事で申し訳ございません! |