※源田が変態気味






「バーナナーバナナーマーンゴーマンゴー」

「...何を歌っている」

「バナナとマンゴーの歌?」

「意味わかってないだろ」

「フルーツでしょ」

「そう言う事じゃない」



みょうじが突然歌いだした歌に頭痛がした。
しかも彼女は全く意味がわかっていないときている。
少し前にAV女優とグラビアアイドル達が歌っているということで有名になった曲だが、まさかこれをみょうじが歌うとは思わなかった。
重要なポイントなのでもう一度言うが、全く、意味がわかってないのだ。




バナナとマンゴーで連想できるものなんてアレとアレしかない。




「バーナナーバナナーマーンゴーマンゴー」

「止めろ」

「えー、なんで」

「なんだ...その...不動が怒るかもしれないだろ?アイツバナナ好きだし」

「源田に皮投げちゃうぐらいだし?いや、でも別にこれバナナを貶してるわけじゃないんだけど」

「襲われたらどうする」

「襲われるの!?」




不動の事だからこんな挑発的な歌をみょうじが歌ってるのを聞いたら彼女を襲ってしまうかもしれない。
そうじゃなくてもヤツはみょうじを狙ってる。
もし俺の居ない間にみょうじが襲われてたりしたら最悪だ。それこそK.O.GKの沽券に関わる。

みょうじのマンゴーにヤツのバナナをゴールさせるわけにはいかない。
先制点なんて決められた日には、俺はもうサッカーが出来なくなるかもしれない。





「あーなんかこの歌歌ってたらミックスジュース的なの飲みたくなってきた」

「なんだと」

「やっぱバナナとマンゴーで南国テイストなシェイクがいいな!絶対これおいしい飲みたい」

「っ、それは!誘ってるのと同意義だぞ!」

「え?源田も飲みに行く?一緒にお店探す?」




たしか駅前にそんな感じの飲み物扱ってる喫茶店あったんだよなー、と彼女は携帯を取り出して検索作業を始めた。

バナナにマンゴーにシェイクなんて危険な単語を追加してきた。
実はみょうじは意味をわかっていて言ってるのではないだろうかと思えてくる。
この場に不動が居なくて心から良かったと思った。いや、不動でなくても、佐久間でも誰でもだ。俺以外の男が居なくてよかった。もうこのみょうじの発言を聞いたらシュートまっしぐらかもしれない。

...もういっそのこと、ここで俺が先制点を決めてしまおうか?
でも俺はGKだ。敵からのシュートを防ぐのがGKであって、つまり俺の役目はみょうじのマンゴーを...何を考えてるんだ俺は。




いや...まてよ、



雷門のGKは自分からシュート決めに行ってることをふと思い出した。
別にGKだからって攻めにまわったらいけないというルールは無いはずだ。
むしろ今は攻めに行くチャンスなのではないか?いやこれはオウンゴールか?
そんなことは、どうでもいい。
問題なのは、シュートを決めるべきか、否かだ。

サッカーでは一人一人の行動が勝利を生む。
迷ってやらなければ結果は生まれない。だから全員がフィールドを走る。
つまり、そういう事だ。





「あ、やっぱここやってる。あたし行くけど源田どうする?」

「そんなところに行かなくても飲めるぞ」

「え!?ほんとに!?意外と詳しいんだね」

「ああ。付いてこい」





パッと目を輝かせるみょうじの顔を見ると少し罪悪感が湧く。
コイツは、本当にバナナマンゴーシェイクが飲めると信じている。だが、悪いのはみょうじだ。そんな言葉で俺を誘うから悪い。俺が居なくなったらゴールの一つも守れないくせに。

みょうじは校門に向かって歩き出そうとしたが、その手首を掴んで連れ戻す。
本来なら逆方向のはずの校舎に足を向ける俺にみょうじは訝しげに問いかける。


「源田?そっち校舎だよ?」

「当たり前だ。校舎内だからな」

「そうなの?校舎内のどこ?」

「家庭科室」

「...あー!なるほどね」



源田が作ってくれるのねーすごいなー源田は、と言ったり、うんうんとうなづいたり感心するそぶりを見せながら俺の後を付いてくるみょうじ。
確かに作るのだが、みょうじが思い描いているシェイクとは全く別ものだ。
材料の心配をしていたから、もう既にそろっていると答えておいた。
...まさか自分自身が食材になるなんて、彼女は思ってもいないだろう。



家庭科室に着いて、中に入る。
シンクとコンロのついた小さなキッチン台が数台、綺麗に整列した部屋の隅の椅子にみょうじを座らせた。
彼女は期待を膨らませているようで、子供がよくするように身体を揺すりながら例の歌を口ずさんでいた。





「みょうじ」

「うん」

「バナナマンゴーシェイクはみょうじが協力してくれないと作れない」

「やだなー源田!もちろん手伝いますよ。源田一人に作らせたりしないって」

「本当か?できるな?」

「もちろん。まかせてよ」

「途中で止めたいとか言っても、止められないぞ」

「?、うん.....―んッ!!」



小首をかしげる彼女の唇に勢い良く噛み付いてやった。
唇を重ねる、というよりは文字通り噛み付いたに等しい。
焦って首を後ろに引いて逃れようとするが、すぐさま後頭部に手をまわしてソレを阻止した。
彼女のさらさらした髪が俺の指と指の間を抜けてゆく。

は、と一瞬唇を離して呼吸をする為に口を開いた隙にもう一回。
今度は舌を入れて口腔を犯して蹂躙する。
逃げる舌を絡めて吸い、歯列や上あごをなぞると彼女の身体が小刻みに震えた。



「はぁっ...な、に...!?」

「作るんだろう、バナナマンゴーシェイク」

「ちょっ..わかってるなら変なことしないでよ!」

「変?俺はお前の望むものを作ってるんだが」

「作ってないから...あッ!」



少し彼女を黙らそうと思い、服の上から胸の先端を摘む。
するとみょうじはビクリ、と身体をふるわせて言葉を詰まらせた。


「南国テイストがいいんだろう?パイナップルも追加するか?」

「なっ...!?」


みょうじがあっけにとられているうちに制服のボタンを着々と外して行く。
かわいらしい下着が現れたが、それの鑑賞も程々に後ろに手をまわして緊迫を取る。
ホックを外した衝撃でみょうじの胸が揺れた。


「よく、熟れてるじゃないか」


ダイレクトに胸に手を這わせて揉みしだく。思ったよりも大きめで柔らかいそれを手のひらで包み込むように揉んでやると、みょうじは顔を真っ赤にして口元をふるわせた。
必死に声を押さえているらしかったが、俺としては面白くない。
声を出させてやろうと思い、固くなり始めていた先端を抓った。



「いひゃっ!!」

「ああ...果汁も絞らないとな」



先ほど抓ったことによって一気に固くなった乳首に舌を這わせる。
時々吸い上げてやると空気が擦れたような、可愛い嬌声が聞こえてきた。


「は...ぁ...」

「声、我慢するなよ」

「やめ、て...源田ぁ....」

「言っただろう」



"止められないと"


耳元でそうささやき、穴に舌をねじ込んでやれば彼女の前身がびくびくと震えた。
そのまま耳たぶをかじったり息を吹きかけて様子を見たところ、もしかしたら意外とこちらが弱点なのかもしれないと思った。




「マンゴーはどうなってる?」

「まん、ごー...?」

「お前のだ」




ボンヤリとする頭で必死に自分が持ち合わせているマンゴーを考えていることだろう。
あの歌詞の意味もわかっていないのだから、みょうじ答えを探し出すことは不可能だと思う。
俺は棚から小ぶりのスプーンを持ってきて、彼女の太ももに這わせた。



「きゃっ!つ、つめた...」


みょうじは必死に足を閉めてスプーンの動きを遮ろうとするが、細身のスプーンは彼女の意に反してじわじわと進んで行く。
とうとう股の間まで到達し、パンツ越しにそこをじりじりとこすると
次第に力が抜けてきたのか、あれだけ来させまいと閉じていた両足の力が抜けた。


「ぁ...あ....」

「食べごろのようだな..」

「げんだ、」

「止められないと言ってるだろう」


みょうじが次に言うであろう言葉を先に否定する。
悔しそうな恥ずかしそうな顔をするので、その唇に口づけをして頭を撫でた。



「悪いな。ちょっと体勢変えるぞ」

「ん...」


止めることは出来ないと悟ったのか、彼女は意外と素直に俺に身を任せてきた。
俺はみょうじの身体を椅子から立ち上がらせ、対面にあったキッチン台に上半身だけ寝かせた。
そのままパンツを脱がせて足を開かせると、そこはもう濡れていて窓からの光をわずかに反射していた。


「十分だ」

「あっ...やっ...!」


ぐちゅり、と先ほどのスプーンを中に押し込むように入れると、少しずつ蜜が量を増して行った。
中をかき回すように、蜜をかき出すようにスプーンを動かす。
それと同時に、ひっそりと自己主張をするように腫れた穴の少し上の突起を指で捏ねる。



「ひゃぁああ!ぅぁっ、あ、げん...!げんだぁ...!」


内壁を掻くようにしてスプーンを出し入れすると、今までは本当に声を押さえていたのか、
彼女の精一杯の嬌声が口から溢れ出した。
ずるり、とスプーンを取り出して絡みつく蜜を見せつけるように舌で舐めとると、みょうじは恥ずかしそうに顔を背けた。


「完熟だ」

「...おっさん源田め」

「なにか言ったか?」

「な、何もー」


息を荒げ、顔を真っ赤にして悪態をついてもそれはただ可愛いだけだ。みょうじがやっているなら尚更。
みょうじのさらさらな髪に指を通し、口づけを降らすとみょうじはくすぐったそうに身をよじった。



「さて、作るか」

「つ、作るって」

「お前が飲みたいっていったんだろ"バナナマンゴーシェイク"」

「ば、バナナって...もしかして...!」





ズボンを下げて自身の"バナナ"を取り出すと、みょうじは赤かった顔を更に真っ赤にさせて取り乱した。どうやらそろそろ意味がわかってきたらしい。
とろとろに完熟したイリグチに先端をあてると、くちゅりという音がした。




「ま、待っ...!」

「待たん」

「〜〜〜〜っい、いたいいたいいたい!!!!」



窮屈なそこを開拓するように"バナナ"を押し進める。
慣らせたとはいえ、指よりも細いスプーンだ。質量はその比じゃないことは一応自負している。

かなり、痛いだろう。


ギシギシと締め付けてくるソコは俺にとっても結構キツい。
だが、彼女の痛みはそんなものじゃないはずだ。
額に汗が滲んでいるのを感じながら、頭の片隅で"俺が初ゴールか"などと場違いな事が思い浮かび、俺を悦に浸らせた。


接合部にジワ..と血が滲み始めたのが見えた。
みょうじを楽にさせてやりたいが、もうここまで来てしまったら俺自身にもどうにもできない。
コントロールが効かない。



「ぁああ、い、痛いぃ...源田ぁ...!」

「...しっかり、つかまってろ...」


彼女の腕を俺の首にまわさせると、彼女自ら俺にしがみつくように抱きついてきた。
あまり苦しませないように、ゆっくり、ゆっくりと腰を進める。


「んん...く、ぅぅう...」

「っ...」


ようやく全部が入りきる。出来ることなら彼女を少し休ませてやりたい。だが、みょうじの中がきゅうきゅうと締まるものだから腰が勝手に動く。


「あっ、やだ、まだ動かないでっ...!!!」

「悪い、みょうじ...!」

「いっ...!ぁうっ、ん!」


早急に腰を動かす。本当はみょうじをあまり痛がらせたくないのに、身体は快感を求めている。
むさぼるようにピストンを繰り返すと、接合部からじゅぷじゅぷという音が聞こえてきた。
どうやらマンゴージュースとバナナジュースが混ぜ合わさっているらしい。
痛みに耐える表情をする彼女にどうにかして快感を覚えさせてやりたくて、ジュースが混ざり合って泡立つソコの秘豆を再び捏ねた。


「ひゃぁん!ぁ、あ、!!げんだ!そ、ソコぉ!あっぁ..だ、だめっ!」


すると、みょうじの腰がビクンと跳ね上がり、中がさっきより締まりだした。


「!そ、んなに締めるな...!」

「ふぁっ、ぁ、あ、あぅっ!!!」


ピストンのスピードを上げて秘豆をさっきよりも強めに擦る。



「やぁ、いやぁあああああ!!!」

「...うっ」




突然みょうじの全身に力が入り、両足がピントつっぱった。
彼女の奥からぎゅうと締まる感覚。
急激な吐精感を催し、俺は"バナナ"を"マンゴー"の中から引き抜いて、近くにあったコップに欲望をぶちまけた。


「みょうじ」

「ぅ..ふ...」

「これが」



"バナナマンゴーシェイクだ"












友人がカラオケで歌ってるのを聞いて『これだ!』と思った。
書いてみたら自分の思考がオヤジか中学生男子並みだということに気づいた。



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