憎しみと惰性
便乗した声
アラベスクの芥子畑
風を望む
交差点に降った雨
台風の忘れ物
卵のように剥がれ落ちて
フェイク
跳ねる飛沫
そっとしたもどかしさ
塩ざらしのナイフ
腐りながら進む
I looked for.
宙を滑る
其処に僕はいますか？
慈しみと憎悪を込めて
突抜けるような蒼
空が消えて何が見えた？
さぁ、なにを描こう
雪と朝焼け
僕が狂っているとでも？
胃袋は返事一つしないね
愛する術を俺は知らない
それでも愛が欲しいと鳴くの
絶望と背中合わせに
殺して逃げて世界の隅に
隠れるように歌っていたい
水に映った君は綺麗だった
燃えたアルバムの記憶
埃塗れのおもちゃ箱
部屋の片隅で沈黙
誇りを脱ぎ捨てるの
愛は許されない
したくないしされたくない
錆びた頭をなだめながら
名前がないのが名前
全てを欺け
鏡さえも恐れない
真実は決して手に入らない
振り返れば喰われてしまう
沸き膨れ零れる
容量過多により処理落ち
制御する術を教えて
君の首を絞めたい
頼って泣いてよ
何も出来ないかもしれない
精一杯伸ばした腕
適当だけど真面目なんだ
梯子をください
愚かなのは彼か僕か