こんな思いをするの、もういやだ


全部、手に余るものを地面に叩きつけて





だってあの日、君は、、、





―――そんな風に見えたんだ





全てを拒絶するように


ずっとそばにいた、俺さえも


その範囲に入るなとでも言うように





だから、


その目を見たくなくて





いつから、こんな風になった?





あんなに、笑いあってた月日が


まるで泡沫のように消えてく


大事にしたいのに


臆病になる





ねぇ


俺のこと


嫌いになった?


そんなに


重かった?





気づけば、携帯へ伸びる手


目が覚めれば、


メールの作成画面と挨拶をかわす


一晩中考えても


何て言えばいいのか


どう言葉にすればいいのか


分からないのに





ごめんね馬鹿で





携帯を握りしめたまま


今日も眠ろう


飽きるほど見てきた白い画面も


いつかは薄れて


真っ暗闇に落ちるだろうから





ねぇ


俺は


君のことばかり考えるんだよ


君は


何を思うの





俺が


一通のメールを送ったところで


何が変わるの





俺は


君に


何をしてあげれるの





教えてよ





もう、何もかもを捨ててしまいたい


こんな思いをするくらいなら


何もいらない


もう、未来も、その先も


見たくない








end



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