-四天宝寺中学3年2組-


朝練が終わり教室へ向かう途中…




「悪い白石!部室に忘れ物したさかい先に行っといてくれ!」

「わかった!早うきいやー!」

「おう!浪花のスピードスターなめたらあかんでー!」

「誰もそんな事言ってへんで謙也…」



苦笑しつつ白石は謙也と別れ教室へ入り先につくと…
クラスメイトで図書委員の名無しが白石に声をかけて来た。





『白石。…忍足は一緒じゃないんか?』



名無し名無。3-2でお姉様と慕われ世話好きで和が似合うクラスメイトだ…そして白石の思い人でもある。

入学式に名無しとすれ違った時にふわっと匂ったシャンプーの香で一目惚れしたらしく…それを聞いた忍足は変態か!っとツッコんだ。







「謙也なら忘れ物取りに部室行ったから後から来るで?謙也になんか用か?」

『うん。本の貸し出し期限がすぎてて』

「謙也が本を?…本のタイトルは?」

『…"イグアナ大分析!これで君も立派なイグアナ博士だ!!"…の本』

「あー…なるほどな。いかにも謙也が読みそうな本や」


笑って言った白石。




『そうやね』

「………(かわええなー名無しさん。今日もいい匂いやわ)」




微笑む名無しに白石は見とれていると…

ドドドド!!…ッガラ!






「おはよーさん!」


謙也が教室にやって来た。




「……二人の時間はここまでか…」


白石は呟く様に言う。





『白石…』

「…?」

『ま、また話かけても…ええ?』


名無しは少し震えながら言うと白石はパァアっと顔を輝かして言った。






「勿論!大歓迎や!」

『ほんま?…ありがとう』


名無しは笑顔言うと謙也の元へ行った。












「あかん…っ!めっちゃ可愛かった」

顔を真っ赤にして両手で顔を隠す白石だった。








――――――――――
*あとがき*

蒼藍様
1000打記念おめでとうございます!
リク頂いた白石と言う事で…!
すみません!こんなモノになってしまった…!
白石が久しぶり過ぎて口調迷子だし、なんか、よくわからんくなってしまったし…!申し訳ない!







 






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