『ギャァァァァア!
 どうして落下してるんだよォォォ!?』



 ガイヤは落下していた。

 落下しながら叫んでいた。


 『昼寝してただけだろうぉぉぉ』


 「分からないわ。」

 『何とかしろよ!ウルティア!』

 「無理よ」

 『泊ヲ答!?』

 そうこうしてるうちに、地面が見えてきた。

 俺は「あー…地面だ。死ぬのかー」と何故か他人事のように思っていた。


 バッシャン!


 「っ!あら、これって…水?」

 どうやら、ガイヤ達が落ちた所は海だったようだ。

 「ガイヤ!生きているわよ!」

 『冷たっ!?なんだよ!』

 「あはは;」

 必死に海岸に上がろうともがいているガイヤに

 ウルティアは「炎タイプだからか。」と苦笑いを浮かべて後を追った。

 『へっぷし!
 落下するわ、水浴びをするわで散々な目に会った!』

 「まぁまぁ、そう言わずに;」



=================================================================================


 俺はいま、知らぬ場所の広場を歩いていた。
バックの中身を見ると

 ふっかつの種×5 セカイイチ×6 ピッピマックス×4 ゴローンの石×80 パワーバンダナ

 あぁ、シズと救助隊やってた時の持ち物だな。

 『兎に角、ここが何処だか調べないと……』

 「ええそうね。」

 俺達は、近くにいた黄色い子と茶色の子に話しかけた。

 『君達に聞きたいんだが、ここはどこなんだ?』

 ハル「えっ!?」

 シノ「…………」

 「駄目じゃない!
  怖がらしちゃ!」

 『むっ』

 好きで怖がらしてんじゃねーよ!

 仕方がないだろう、目つきの悪いリザードンなんだからよ!

 「ごめんなさいね?
 本当はいい人なのよ」

 ハル「大丈夫だよ!少しびっくりしただけだから!」



 「そう。」とウルティアは安心したようにふわりと笑った。

 シノ「……何処から来たの?」

 『いせkむぐっ!?』

 「遠い場所から来たのよ」

 ウルティアは俺の口を押さえ代わりに答えた。

 ハル「遠い所?」

 「そう。遠いところから来たからここが何処なのか分からないの」

 シノ「ここは……トレジャータウン」

 「トレジャータウン…ね。
 分かったわ、ありがとう」

 『だぁぁぁーーー!
  いい加減放せ!』

 「もう少し大人しくしてもいいんじゃないかしら?」

 『いきなり、口を押させられたら誰だって暴れるだろう!』

 「まぁ!」

 『まぁ"じゃねぇよ!』


 俺とウルティアとの喧嘩を二人は苦笑いしながら見つめていた。

 ハル「変わった人達だね;」

 シノ「……;」


 「それはそうと、キミ達の名前、まだ聞いていなかったわね。
 私はウルティア、こっちはガイヤも!」

 『わーったよ。俺はガイヤだ!』

 ハル「ボクはハルだよ!」

 シノ「シノ。」

 「シノとハルね。よろしくね。
 お願いがあるんだけど、ここに依頼とか受ける事のできる場所はない?」

 ハル「あるよ!」

 「案内してもらっていいかしら?」

 ハル「いいよ!」

 『おいてきぼりかよ!!』

 そんなこんなで、俺達はプクリンのミヅキという奴がギルドをしているらしい場所に訪れた。

 本当にどうなるんだ俺達!!


 続く!



============================================

ガイヤ伝説第一段はヤスマさんの世界に行く話なんですが、途中で終わった!
だって、共演慣れたいもん!
ヤスマさんには許可入れています!
次回はいろいろと登場してもらいます!!
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -