私はホムラの家に向かうために町を通りながら、話をしていた
『でも、今はそれどころじゃないんだけどね』
「……………ホムラ」
『なーに?』
「あれまずくない?」
『え……?
!?』
ホムラは私が指をさした所を見ると親子がガラの悪い男数人に絡まれているところだった。
「ちょっと、行ってくる」
『ちょっ!ユウナ!!』
私は、ホムラの制止する声も聞かず、その場に向かった。
「こら!なにやってんのよ!」
『あ゛なんだテメェは!!』
いかにもガラの悪いやつは私の方を見てガンを飛ばしてきた。
「弱い者いじめすんな!!」
『ほぅ、俺様に口答えをする奴がいるなんてな』
奴がこちらを振り向いた時、周りはざわついた。
『あ、あぁ…あの子供おわったな』
失礼な!
まだ終わってない!!
『おもしれぇ女だな。
だがよぉ、天下のデンライ様に喧嘩を売ったのが運の尽きだったな!』
そう言うと、指をパチンと鳴らすと周りに控えていた子分(?)達を呼び出し、私の周りに囲ませた。
そう言うけど、なんだろう。
なんだか物凄く弱そう
『やっちまえ!』
合図がなり、子分らしき奴らは私めがけて攻撃してきた。
まぁ、軽々避けるけどね。
『なんだとっι!?
天下のライデン様が女に後れを取るなんて!?』
そもそも、あんたが、親分なんだから
最前線で戦えよ!
「いーかげんに大人しく帰ってくれません?
私、このままいくとあんたらを根絶しちゃいそうで物凄く嫌なんですけど。」
『煤I?
今日はこの辺にしてやる次は覚えとけ!』
あはは、逃げろ逃げろー
こんだけ、脅しとけば近づかないよね
「あの大丈夫ですか?」
『は、はい!
ありがとうございます!』
小さい子供を抱えている女の人がスッと立って私にお礼を言った。
『ユウナ!
なにやってるんだよ!早く行こうよ!』
「ホムラ…………って、
痛たたた!マジでイタイ!
耳を引っ張りながら、進むな!!」
『ユウナ……さん
カッコいいです!』
ホムラに耳を掴まれ、歩いている私に
小さい子供は、キラキラした目を向けている事に私は気づいていなかった。
と言うかマジでイタイから!
ホムラ放して!(涙目