あの戦いが終わり、しばらくした後ソウはプライマスに呼び出された。 勿論どんな用で呼び出されたのかはしらない。 『プライマス、呼んだみたいだけどどんな用なの?』 「ソウ。君に頼みがあるのだ。」 『プライマスが私に頼みごと?珍しいね』 「君には遠い未来に行ってほしいのだ。」 ソウは眉を顰めながらプライマスの言葉の続きを待った 「この時間でユニクロンが倒され、その影響がはるか未来に出てしまったのだ」 プライマスはグランドブラックホールが現れたと言った。 眉をひそめながら、ため息をつき仕方ないかとつぶやきながら目の前にいるプライマスに向き直った。 『わかったよプライマス』 「承諾してくれるか」 『拒否権なんてないでしょうに…まあ、私達の責任だし』 「すまない。」 『謝らないでよプライマス。で、私はいつ行けばいいの?』 「すぐに言ってほしいのだ。一刻を争う。」 『はぁ…わかったよ送ってプライマス』 「すまない」 『謝らなくていいからさ』 さて向かいますかねと伸びをしながらプライマスの言われた世界に向かう。 まあでも実際楽しみで仕方ないんだけどね さてさてどうなることやら プライマスが作り出したゲートを通り、目的地に向かった 『で、いきなり何もない所にでるのか』 (うーん、これなら色々と持ってくればよかったかな) 唸っていると奥の方からがしゃがしゃと言う音と共に声が聞こえてきた。 誰かいるのかと思い声のする方へ向かうとそこには機械の体、トランスフォーマーとそのそばに子供たちの姿が見えた。 『あのエンブレムってサイバトロン?てことはデストロンもいるということ……』 ガサッ あちゃー考えに浸っていてため前に出過ぎてしまったようだ。 音がしたため黄色のトランスフォーマーはこちらに武器を構えた。おいおい、人間に武器を向けるなよ。 ソウはため息を吐きながら草むらから出た 『はろー』 手を上げながらそんな挨拶をした。 その時しどろもどろに答えようとしてる少年少女がいたわけだが 何この子たちものすごくかわいい おっと脱線した。 『少年少女とそこのトランスフォーマー私は怪しいものじゃないぞー』 「怪しくないといわれてもなぁ?」 デスヨネー 『説明はおいおいするから場所移動しない?』 ここはめだってしょうがないからね。 「わかった」 暫く歩いて何もない所にでた。 子供たちの名前は青い服の子はコビー、女の子はローリー、元気な男の子はバドという名前らしい。 『ソウさんはどうしてあんなところにいたの?』 『話せば長いからまたの機会にね』 はははと明後日の方向を見てるソウにローリーは首をかしげていた。 言えるはずないじゃないか過去から来たなんてさ トランスフォーマー、もといガードシェルは何かを考えているようだった。 next |