反逆のタカヤ 元希さんに無理矢理胸を揉まれてから二週間たった頃、またあの人は突然やって来て勝手に上がり込んでいた。 「おータカヤ、今日も揉ませろ。」 この間と同じようにスーパーに寄って帰宅すると、あいつがいた。つか第一声に揉ませろって言うのはどうなんだ。 「俺、次は違う人にしろって言いましたよね?」 「あーそうだっけ?まー別にいいじゃんか。」 「よくねーよ!!」 「うっせーな、タカヤー飯まだー?腹へった!メシメシー!」 くそっ、投手でなかったらぶん殴ってやんのに! 怒りを拳で握りしめ堪え、ご飯の支度に取り掛かる。 いっぺん、あいつを黙らせる方法なんかねーかな。投げるのに支障にならない程度で、ぎゃふんと言わせるよーな事。 「………。」 ふと、手に持っていた食材を見てニヤリと笑みを浮かべる。 ーーーーーーーーーー 「元希さん出来ましたよ。」 いつものように目の前に料理を並べる。それを見たあいつの顔が段々歪んでいくのをみて、心の中で握りこぶしをつくって喜ぶ。 「タカヤ…これは……」 「元希さんの事を考えて具沢山の野菜炒めです。残さず食べて下さいね、元希さん。」 小皿に元希さんの嫌いな食べ物を寄せて炒めたものをたくさんよそって渡す。終始笑顔の俺に悔しそうな顔で目の前にある料理を食べていく。時々、グエッとか発しながら我慢して食べている姿が何とも清々しかった。 負けず嫌いのあいつは残さず何とか食べ切ったものの、そのまま床に寝そべってグッタリしていた。流石にやり過ぎたかとも思い、口直しに買ってきたプリンを置く。すると、ものすごい速さで胃にかきこみ、その姿を隣で見ていた俺を睨む。 「このおとしまえつけてくれんだよな?」 「はっ?」 気が付いたらあいつに床に押し倒され、その上から覆いかぶさるかのように倒れこまれる。 「ちょっと、元希さん?!」 左手で顔を固定させて右肩の方に顔を埋める。首から耳にかけて舌で舐め上げられる。 「………っ、やめっ!」 抵抗しようともがくが、両手はもう片方の手で頭の上にガッチリとホールドされ、目をぎゅっとつむって耐えるしかなかった。耳を執拗に舐めながら頭を固定していた左手を離し、シャツのボタンを一つ一つ起用に外し、下に着ていたシャツと共に手首まで脱がされ、上半身が露わになる。両手を手首に有るシャツの袖で縛られ、空いた手は露わになった乳首を弄ぶ。 「……んんっ!」 耳を舐めていた舌は首をつたって胸の膨らみの方へと滑らせ、耳同様に執拗に舌で弄ばれる。 「…はぁ…んっ……」 口から無意識に出る吐息に羞恥を感じ、縛られた手で顔を覆い早くこの行為から逃れたいと身体を捻るが、腰に手を回され、追い打ちをかけるかのように舌で攻められる。もう片方の手は空いた乳首を弄るのをやめ、さらに下へと手を伸ばし、下に纏っている衣服の中へと進入して、膨らみを弄り出す。 「……っ!……や、さわん……な!」 足を閉じようにも足の間にあいつの足が割り込まれていて、もうどうにでもできないまま、あいつにされる行為を受けるばかりだった。 「…はぁ…んっ、ん…も、無理っ………!」 俺は腹の上に白い液を吐き出した。 ようやくあいつの行為から解放されても、吐き出した余韻でビクビク痙攣する。 「気持ちよかったか?」 ニヤッと笑って見下ろすこいつが腹立たしい。 「もう、二度とあんなことすんなよ?次したら最後まですっから。」 最後までってのがよくわかんないが、何か嫌な予感がしたので首を縦に振る。 「もうしないんで、手ほどいて下さい。あと、いい加減どいてください。」 「おお。」 抱き起こされ、ようやく手を縛っていたものを解かれる。 「しっかし、エロかったな。目に涙溜めて喘ぐタカヤ!」 「っ!あーんーたーはー!!」 怒りを抑えられなかった俺はあいつのこめかみに"うめぼし"をくらわすのだった。 ほんっと、こいつは最低な奴だ! |