ふとみやれば、貴方はそこにいます。
でも、俺を見てはくれないのでしょうか。
他の人と話してばっかりで、俺のことは眼中にもないんでしょうか。
他の奴が好きなくせに、何で俺を抱くんでしょうか。
俺に「好き」とか「愛してる」と言ったのは嘘だったのでしょうか。
そんな風には思いたくないと、思っている自分は浅ましいでしょうか。
「…イ、センパイ?」
「…え?…ぁ…」
ぐっと中で動かれ、自然と涙が流れた。
「ぼーっとしてたけど、平気?」
「あ、あぁ…んっ…へ、いき…っ」
裸の黄瀬の白い筋肉質の体は綺麗だ。
これを俺だけの物にしたい。
そう思っても、叶うことはないんだろう。
これ以上踏み込んではいけない。
そう言われてるような感覚。
結果的に、最中に黄瀬は俺にキスは絶対にしない。
それがまた、悲しくて、涙がでそうになる。
「ん…も、イクよ…?」
「ぁっ、ん、…い、よ…っ!」
黄瀬が腰を早く動かし始めて、ぬちゃぬちゃと、水音が響く。
ドロッとした物が中に吐き出され、それだけで幸福感で満たされるのだから、俺は随分単純だなぁと思うよ。
でも、それはお前も同じだよな、
俺じゃなくて、俺を抱きながら他の奴と重ねて、幸福感で満たされてるだろ?
だからさ、いいじゃんこのままで。
俺は踏み込まないよ。
お前のこと、"好き"だから。
「…好き…」
「俺もっスよ」
そう微笑んだ顔はやっぱり嘘を孕んでいて、それで俺を騙せると思ってんのか。
誰よりも、お前のこと、見てるんだから、わからないわけねぇだろ。
ギシッとベットが軋んで、抜かないまま黄瀬が動き出す。
「ぁっ、や、あぁっ!」
また、俺は黄瀬に溺れる。
END
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お疲れさまでした←
?←黄←笠
な感じです。
うん、…黄瀬くんは笠松センパイのことが好きなんだけど素直になれなくて、それで誤解をうんでしまった結果な話です(笑)
うん、纏まりませんね←
ただ自分的に気に入ってます!