あとがき


読んでくださって、ありがとうございました。
少しでも楽しんでいただけたら幸いです。


終わり方をどうしようかとかなり悩みました。普通は天女さまがいなくなってハッピーエンドなのでしょうか…。ですが、人に追い出されるのも、人を追い出すのも、結局虚しいことなんじゃないかな、と私は思います。

どんなに嫌な人だったとしても、後味が悪くなるのではないかと考えて、こういう終わりにしてみました。天女はいなくなり表面上は日常が戻ってきたように思えますが、主人公は同郷の徒としての感情がどこかにあるんじゃないですかね。


拍手の返事にも書いたのですが、こういう話は皆天女好き→主人公の良さ、天女の悪さに気付く→全員で天女討伐という流れが多いです。でも現実に主人公の良さに気付く必要も、全員が天女を嫌いになる必要もないわけで、そういうものを書いてみたいと思いました。。
また、くのたまたちが天女を追い出す過程においては、突拍子もないことはしたくなくて、きちんと筋が通るように考えたつもりです。
とは言っても無い頭で絞ったので、矛盾点などがあっても許してください。

それでは、読んでくださった皆さま方、本当にありがとうございました。



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