この感情は、
今日、ミーはヴァリアーにスカウトされた。
初めは来る気なんて微塵も無かったのに、何故か強制的に連れて来られてしまった。
まぁ、いいですー。
どうせ行くところも無かったし…
ヴァリアーのアジトに着くと、幹部達が自己紹介をしてきた。
(あれー?1人足りませんかー?)
ミーは、幹部は4人だって聞いたんですけど、今ここにいるのは3人。
スクアーロ隊長、ルッスーリアセンパイ、レヴィさん。
どう考えても、1人足りない。
「スクアーロ隊長ー、あと1人の幹部ってどこにいるんですかー?」
「あぁ…一応挨拶しに行った方がいいかぁ…」
何でそんなに暗い顔をするんですか?
何かあったってことですかー。
「あのなぁ、フラン」
「はいー?」
「お前の前任は、任務中に死んだんだぁ」
「…はいー」
(だから、ミーがスカウトされたんですねー)
「もう1人の幹部…ベルは、前任のマーモンと恋人同士だったんだ」
「恋人…ですかー」
「あぁ。だから、お前のこと拒絶するかもしんねぇ」
「わかりましたー。いいですよ、取り敢えずどんな人なのか見てみたいだけですからー」
「わかった。じゃあベルんとこ行くぞぉ」
「はーい」
ミーは部屋を出て行くスクアーロ隊長を追って、部屋を出た。
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