【首輪・木・ティッシュ・くだらない・星座】
俺とは対照的な白い毛の猫が木を背に遠くを見ている。
近付く俺に気付いた。
「君も星を見に?」
「いや、月の方だ」
そっか、と白猫は視線を空に戻した。
「ねぇ、星ってどうやったら取れると思う? 僕、自分の星座を作りたいんだ」
「できっこない、くだらないよ」
「そう? 夢があると思うんだけどな」
― ― ― ― ― ―
たまには動物目線でどうかなと思いまして…。
黒猫はノラ猫で、白猫は飼い猫の設定。
本当は首輪をしていたのだけれど、諸事情でカット。
この白猫はきっと、僕は飛べるんだーとか言って木からダイブするタイプですね。
実際、書き直す前はそんなシーンがありました(笑
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