a dispute between the two(2/4)


睨んでいたディオの口元が上がる。

まるで何かが切れたかのように。


「そういうことなら、3人で楽しもうぜ。なぁ、藤ヶ谷?」

「何言ってるんだよ、ディオ……!」

「いいじゃねぇか。」


そっと明日叶の顎を掬い上げ、ディオは熱い口づけをする。

キスに酔い、ディオに身体を預ける明日叶を、

そのままベッドへと押し倒した。


「あっ…ディオっ、慧が見てる……!」

「見られた方が興奮すんだろ?明日叶は。」

「違っ……」


明日叶の剥き出しの胸の突起に、ディオは吸い付く。

その度に、明日叶の声が大きくなっていって。


「あっ…ん……!」


沈黙を破っていた慧が、ベッドの上へと乗る。

そして、自分のそれを取りだし、明日叶の口の中へと運んだ。


「何だ、藤ヶ谷。まんざらでもないみてぇだな。」

「歯はたてるなよ、明日叶。」


今まで一切言葉を発しなかった慧が口を開く。

舌を使い、慧のものに愛撫する明日叶。

その明日叶の口腔内がピチャピチャという水音を造り出す。


胸の突起を弄っていたディオの手が、不意に明日叶の蕾へと触れる。

もともと明日叶の部屋に置いておいた、それ専用のローションをたっぷり塗りつけ、ディオは指を進めた。


「…っ…んん…ふぅっ……!」

「力抜け、ガッティーノ。」


苦しげな明日叶の声が響く。


明日叶の口が造り出す音

ディオが指を動かす度に造り出される音


淫猥な音が明日叶の部屋を包み込む。




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