gお題 | ナノ

ヤバい萌える



「佐伯くん……。」

「なんだよ。」

「ねぇ、佐伯くん……!」

「だから、なんだよ。」


――だめっ……!!

落ち着いてなんかいられない……!!


朝早く学校来て良かった!

早起きは三文の得!

だって……だって……!!


「眼鏡テルたん萌え〜〜!!」

「……萌え?」


――あっ、やばい……!!

また、ついつい興奮しちゃった……。

失敗失敗。


「ねぇ、佐伯くん……」

そう言いながら、佐伯くんの眼鏡のフレーム部分をそっとなぞる。


「どうして、佐伯くんは普段眼鏡しないの?」

「だってカッコ悪いじゃん。メガネ。」

「はああああ―――!?」


――カッコ悪い!?眼鏡が!?


「全国の眼鏡萌えな乙女たちに謝れ!!」

「……何でだよ。」

「まぁ、佐伯くんごときに全国の眼鏡萌えな乙女の高尚な趣味なんて理解できないよね。納得納得。」

「その言い方……。」


――あっ……。

お喋りに夢中で気付かなかったけど……。

私が佐伯くんのフレームの縁を触っているせいで、私達の距離は意外と近くて――…。


「……ねぇ、佐伯くん。」

「何だよ。」

「眼鏡してると、キスしづらいってホントかなぁ?」

「はぁ!?おまっ…!はぁ!?」


フレームを触っていた手をそっと下へやり、佐伯くんの頬へと触れる。


「……ねぇ、佐伯くん。試してみよっか?」

「えっ……?」

「……なぁんてね?もうヤダ佐伯くん!顔真っ赤〜!!」

「お前っ……!!」


そう言いながら、佐伯くんは私にチョップしてくる。




「……本気にしちゃった?」

「ウルサイ!」






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*あとがき*
どうして瑛たんは眼鏡をカッコ悪いと言うのでしょうか?
眼鏡はジャスティス!
その上、ドSやら鬼畜やらな設定があると最高ですよね。

読んでくださって、ありがとうございました^^*

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