■2013/05/18 12:38[Sat]

※裏夢小説





「黒子くん好き!」
「…はいはい分かりました」

こうやって好きって言って、黒子くんの腕にぎゅってしがみついつても、彼は照れる素振りも見せずに涼しい顔。
付き合ってるはずなのに、これじゃただの友達みたい。

「ねえ、黒子くん」
「何ですか?」

――不満が

「本当にわたしのこと好き?」

――爆発する。



「黒子くんは別にわたしのことなんて好きじゃないんだよ。何ていうの?惰性で付き合ってるんだよ…。」
「別に惰性じゃねーと思うけど」

火神くんの席の前を陣取る。
わたしは机に突っ伏して泣くふり。いつもそう。

いつも黒子くんは冷たい。付き合ってるのに愛なんて感じない。
今は火神くんの優しい言葉だけが、欲しい。それはただの甘え。

「…わたし、火神くんを好きになれば良かった」

――なんて、嘘。

心の底では黒子くんが大好きなのに。
口から出てくる言葉は、あまのじゃく。

「…じゃあ、付き合うか?」

――時が、止まる。

「あはは…なーに言ってるの!?」

――再び、動き出す。

「本当に、何言ってるの、です」
「黒子、くん……」

――黒子くんが、好きだから。



「っ、ん…黒子、くん…だめっ……」

誰が来るか分からない空き教室。
後ろと前の扉からは死角になる机の上に座らされる。

スカートの中に伸びる手。
黒子くんが何をするか分からなくて、その手を制止させるしかない。

「お仕置き、です」
「っん、…、ぁ…お仕置、き……?」
「火神くんに『付き合うか』とか言われてました」
「っ、だめ…本当にっ…」
「キミは…火神くんを好きになれば良かった、ですか…?」

――寂しそうな目。
違う。違う。違う。そんなのただの嘘なのに。

「好き…黒子くんが…好き…大好き…」

絞り出した、声。
もはや声になってなかったかもしれない。

「…僕だって…大好きです…」

スカートの中から下着が脱がされる。
乾いているはずのそこなのに、これからされることを期待してか少し外気に触れてひんやりする。

「っぁあ、…ん!はぁ、…ぁ……」

舌がそこを這う。
入口を指で左右に広げられて、舌が差し込まれる。
ここが学校だなんていうのを忘れて、声をあげてしまう。

「…声、抑えられますか?」
「んんっ…無理…、気持ちい…っ…」
「…嬉しいこと言ってくれますね」

膨らんだ陰核を吸われると、目の前がチカチカするほどの快感に襲われる。
背中から上ってくる快感。

「舐めても舐めても溢れてきますね」
「っ、だめ…しゃべっちゃ…っ…」

手をどこに置いていいか分からずに、両足の間にいる黒子くんの髪をくしゃくしゃにする。


「黒子く、んっ、だめ、んんっ、あ、…っあぁっ」
「どうぞ。イってください」
「っ、んん…はぁ、あああっ!」

絶頂を迎えて、荒くなった呼吸を整える。
ぎゅって抱きしめてくれる黒子くん。

その体温が心地よくて、そっと目を閉じた。
細いのにたくましい彼の体に体重を預けながら。




火神が「惰性」なんて言葉知ってるの?なんてツッコミはダメゼッタイ!!!!



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