- ■2013/05/18 12:38[Sat]
- ※裏夢小説
「黒子くん好き!」
「…はいはい分かりました」
こうやって好きって言って、黒子くんの腕にぎゅってしがみついつても、彼は照れる素振りも見せずに涼しい顔。
付き合ってるはずなのに、これじゃただの友達みたい。
「ねえ、黒子くん」
「何ですか?」
――不満が
「本当にわたしのこと好き?」
――爆発する。
*
「黒子くんは別にわたしのことなんて好きじゃないんだよ。何ていうの?惰性で付き合ってるんだよ…。」
「別に惰性じゃねーと思うけど」
火神くんの席の前を陣取る。
わたしは机に突っ伏して泣くふり。いつもそう。
いつも黒子くんは冷たい。付き合ってるのに愛なんて感じない。
今は火神くんの優しい言葉だけが、欲しい。それはただの甘え。
「…わたし、火神くんを好きになれば良かった」
――なんて、嘘。
心の底では黒子くんが大好きなのに。
口から出てくる言葉は、あまのじゃく。
「…じゃあ、付き合うか?」
――時が、止まる。
「あはは…なーに言ってるの!?」
――再び、動き出す。
「本当に、何言ってるの、です」
「黒子、くん……」
――黒子くんが、好きだから。
*
「っ、ん…黒子、くん…だめっ……」
誰が来るか分からない空き教室。
後ろと前の扉からは死角になる机の上に座らされる。
スカートの中に伸びる手。
黒子くんが何をするか分からなくて、その手を制止させるしかない。
「お仕置き、です」
「っん、…、ぁ…お仕置、き……?」
「火神くんに『付き合うか』とか言われてました」
「っ、だめ…本当にっ…」
「キミは…火神くんを好きになれば良かった、ですか…?」
――寂しそうな目。
違う。違う。違う。そんなのただの嘘なのに。
「好き…黒子くんが…好き…大好き…」
絞り出した、声。
もはや声になってなかったかもしれない。
「…僕だって…大好きです…」
スカートの中から下着が脱がされる。
乾いているはずのそこなのに、これからされることを期待してか少し外気に触れてひんやりする。
「っぁあ、…ん!はぁ、…ぁ……」
舌がそこを這う。
入口を指で左右に広げられて、舌が差し込まれる。
ここが学校だなんていうのを忘れて、声をあげてしまう。
「…声、抑えられますか?」
「んんっ…無理…、気持ちい…っ…」
「…嬉しいこと言ってくれますね」
膨らんだ陰核を吸われると、目の前がチカチカするほどの快感に襲われる。
背中から上ってくる快感。
「舐めても舐めても溢れてきますね」
「っ、だめ…しゃべっちゃ…っ…」
手をどこに置いていいか分からずに、両足の間にいる黒子くんの髪をくしゃくしゃにする。
「黒子く、んっ、だめ、んんっ、あ、…っあぁっ」
「どうぞ。イってください」
「っ、んん…はぁ、あああっ!」
絶頂を迎えて、荒くなった呼吸を整える。
ぎゅって抱きしめてくれる黒子くん。
その体温が心地よくて、そっと目を閉じた。
細いのにたくましい彼の体に体重を預けながら。
*
火神が「惰性」なんて言葉知ってるの?なんてツッコミはダメゼッタイ!!!!
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