- ■2011/08/10 13:01[Wed]
- レンマサぬるい裏
↓
↓
「またどこかへ行くのか、神宮寺」
早乙女学園の寮で同室の神宮寺レンと聖川真斗。
余所行きの格好をし、鏡と向き合うレン。
こういうときのレンは決まって寮を抜け出す。
レンは頻繁に夜、寮の部屋を抜け出していた。
理由は真斗には解っている。女だ。
だけどそれを真斗は詰問することもない。
――全てはレンに嫌われたくないから。
「聖川…。行き先は訊かないのかい?」
「訊いて何になる」
――本当は一緒にいたい。
本心はこうなのに、真斗はそれが言い出せない。
レンを縛りたくない。
好きだからこそ、嫌われたくない。
「神宮寺、行かないのか?女性を待たせるものではない」
真斗は視線を手元の新聞に移す。
今レンを見てしまったら言ってしまうかもしれない。
――行かないで、と。
「早く行け。神宮寺」
「…聖川。そんな顔をして『早く行け』だなんて、説得力の欠片もないね」
「なっ……!!」
顔を真っ赤にしながらレンを見る真斗。
その瞬間レンは器用に真斗の顎を掬い上げ、触れるだけの口付けを交わす。
「…そんな顔して見るなよ、真斗。止まらなくなるだろう…?」
そう言って、レンは口付けを深いものへと変えていく。
歯列を舌でなぞり、そっと舌を絡ませる。
控えめに絡み、ざらりと擦れる舌。飲みきれない唾液が真斗の口の端を伝っていく。
「っ…、んん……」
深い口付けを交わしながら、レンは手で真斗のズボンのベルトを外し、真斗の少しだけ硬くなったそれを取り出す。
真斗も軽い抵抗を見せるが、それはレンの手に自分の手を重ねるだけに過ぎなかった。
「真斗…。ここ、硬くなってるな……」
「…神宮寺こそ、さっきから当たっている」
「お互い様、ってことだな」
そう言って、レンも自分のベルトを緩め、硬くなったそれを取り出す。
そして、レンは2つを握り込み、上下に動かした。
「はぁ…あ…神宮、寺……」
「『神宮寺』じゃなくて『レン』だろう…?」
「誰が…名前なんかで呼ぶかっ…っ……」
その言葉に気分を悪くしたレンは、そっと真斗の方だけを強く握り込む。
「ひっ…はぁあ……!!」
「何で名前で呼べないんだい…?」
そう言って、先走りを掬い上げ、真斗の先端の窪みに親指を押し当てる。
ビクビクと震えていく真斗の身体。
「…ん、はぁ…痛ぁ…あぁ……!!」
「痛いのが気持ちいいんだろ…?」
「違っ…!!」
そして再びレン自身も握り込み、2つを扱く手のスピードを上げた。
先走り同士が作り出す音で頭が沸騰しそうになる。
「はぁ…、あァ…神宮寺…イく……!!」
「まだ駄目だ」
そう言って、レンは真斗の根元をギュッと握り込む。
せき止められた熱が、真斗の体内で暴れていった。
「なぁ、真斗…イきたいかい…?」
「…っ…イきたい……」
どうしようもなくなり、恥ずかしさなんて関係なしに、レンに懇願する真斗。
そっとレンは真斗の耳元でそっと囁く。
「…名前で呼んだら、イかせてあげるよ」
真斗はそっと息を呑む。
プライドなんてものは、もうない。
だって、この熱をどうにかしてほしかったから。
「レンっ…はぁ、あ…っ…イっ、イきたい……」
「…良くできました」
そう言って、そっと真斗の額にキスを落とし、熱をせき止めていた手を離す。
再び軽く触れたと同時に、真斗はレンの手に射精した。
「はぁ…!ぁ、ああっ!!」
「……ほら、見てごらん。真斗」
そう言って、精液まみれの手を真斗に見せる。
羞恥に赤く染まった真斗の頬にそっとキスを落としながら。
--------------
レンちゃんも、おっきしてるハズなのにこの余裕…!怖いガタガタ
久々に書くBL楽しすぎ…ワロ…タ
この話のレンマサの関係性がわからない…
友達以上恋人未満…??
戻る