ルカの赤い箱…お礼企画 | ナノ



「……わかったわ。
じゃあ、ケリーの命をあなたにあげる。
その代わりに、私とマイクを恋人同士にしてくれるのね?」

「あぁ、君の願いとケリーの命…確かに受け取った。」

その瞬間、ローズは自分がとんでもない事をしでかしてしまったように感じ、小さく身震いした。
しかし、すぐに思い直した。
そう…これは、夢の世界の出来事なのだ…と。



「それでね、ローズ、知り合ったばかりで寂しいんだけど三日以内に僕を手放してほしいんだ。
誰かにあげるなり、売るなりしてくれて良い。
ただ、捨てるのだけはダメだよ。
必ず、誰かの手に渡しておくれ。」

「そんな…
せっかくあなたと知り合えたのに……そんなのいやだわ。」

「僕は、君の願いを叶えるためにここに来た。
だから、もうここにはいられない。
また新たな持ち主の所にいかなきゃならないんだ。
でも……君だってずぐに僕のことなんて忘れるさ。
だって、君にはマイクがいるんだもの。」

「そんな……」


- 37 -

しおりを挟む
コメントする(0)

[*前] | [次#]

お礼企画トップ 章トップ

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -