▼プルルルル(着信音)

唯「はい、鈴木です」
秋『知ってる!!!唯太家来て!大至急!』
唯「え、俺今ガイアの夜明け(録画)見てるんだけど」
秋『それどころじゃないの!出たの!』
唯「なにが?」
秋『なにってぎゃああああああああああアアアアアアアア(ドタッガッタンガッシャーンバタバタバタ)』
唯「……」



▼G

唯「もしもし?秋吉くん生きてる?」
秋『………ハアハアハア…。い、生きてる。なんとか。でもこれ時間の問題だよ。デッド・オア・アライブだよこれ。唯太早く来てよお(泣)』
唯「…ところで秋吉今どっからかけてんの?」
秋『トイレ』
唯「デッド・オア・アライブだな」



▼秋吉 岳(22)

唯「秋吉くんさ、いい歳した男子なんだからいい加減そろそろ自分で退治しなさいよ」
秋『むっ無理言わないでよ!やだぜったい無理!あれ退治できたら人間じゃないよ!』
唯「俺録画見るから切るね」
秋『うわあああごめんなさいごめんなさいごめんなさい今の嘘唯太ごめんなさい』



▼唯太お母さん

唯「あのさ、ついこないだも慧太から緊急要請きたけど、俺が自分でやれって言ったら、その後ちゃんと自分で退治したって言ってたよ?」
秋『えっ嘘』
唯「みんなやればできる子だと俺は思ってるよ。秋吉くんもやればできるよ。テストいつも90点以上だったじゃない」
秋『え、唯太なんでそんなオカンモードなの?』



▼デッド

秋『えー、てか慧太G退治したの?マジで?あははすごい。たしかに慧太、生き物踏みつけるのとか好きそうだよねアハハ(虚無)』
唯「(声がしんでる)」
秋『………唯太』
唯「なに?」
秋『今まで友達でいてくれてありがとね』
唯「遺言やめなさいよ。この歳で背負うものが大きすぎるよ」



▼越えられない壁

秋『じゃー唯太来てよお(泣)ほんと頼むから〜(泣)俺このままトイレの住人になったらやばいんだって。単位やばいんだって(泣)』
唯「そこから出て退治したらいいと思うよ」
秋『やだあああ(泣)G退治するぐらいならトイレの住人になる!!!』
唯「俺ツタヤ行かなきゃだから切るね」
秋『ツタヤ!?ツタヤ行くなら俺んとこ来てよ!ツタヤと俺どっちが大事なの!?』
唯「えー、ツタヤかな(棒)」
秋『ほらもうそういうこと言う!唯太そういうこと言う!ツンデレやめてよね!ツンデレ要因は慧太ひとりで充分だから!』
唯「でも俺ガチで今日中にツタヤ行かないと延滞金かかっちゃうからさあ」
秋『ツンデレじゃなかったwwwガチだったwww唯太のばかwwwwww』



▼末期

秋『てか俺今日ゼミの飲み会だったあ(泣)しかも幹事だったあ(泣)今思い出したあ〜(泣)』
唯「だめな幹事だな」
秋『唯太ほんと、ほんとお願い〜。ちょっと来てちょっと退治してくれればいいから〜』
唯「…秋吉さ、今後カノジョできて部屋にG出たらどうするの?」
秋『唯太呼ぶ』
唯「マジでか。俺一生秋吉の虫係なの?」
秋『一生虫係(笑)』
唯「いや、なに他人事のように笑ってるの?俺やだよ。そんなこと言ってたら秋吉くん今後カノジョできないよ?」
秋『じゃあ唯太と付き合う〜(泣)』
唯「俺カノジョいるからごめんね」
秋『うわああああああ唯太にフラレたああああああ(泣)』
唯「(極限だなあ)」



▼そして1時間後

秋『………』
唯「………」
秋『……わかった』
唯「なにが?」
秋『唯太、こーしよ』
唯「どうするの?」
秋『俺今度焼き肉奢る。だから家来てくださいお願いします』
唯「……」
秋『霧島もつける』
唯「わかった」
秋『唯太大好き!!!』




唯太くんは焼き肉にはビールより焼酎派。





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