「大嫌い」を言ってみましょうその2。

【偽りの呼吸で窒息死】
先「あきらくん…」
あ「なぁに!先生!」
先「あのね、その…私、あきらくんのこと…」
あ「は、はい!」どきどき
先「大嫌い、なの」
あ「…え?」
先「…」
あ「…」
先「…」
あ「…」号泣
先「!!」
あ「ご、ごめ、せんせ…っ、おれ、おれ、女装とか、もうやめるからっ」
先「あぁぁ!ちがうの!ちょっと冗談のつもりだったの!ごめんねあきらくん!」
あ「じょうだん…?」
先「そう!嫌いなわけないじゃない!」
あ「じょうだんでもぜんぜいおでのごどぎらいっでいっだぁ…」ぶわっ
先「ごめんねごめんね…っ泣かないで!女装しててもあきらくんはあきらくんだよ!」

あきらは号泣する。


【He is opposite to me.】
ゆ「日下部くんっ」
日「なに」
ゆ「私っ、日下部くんのこと、だいきらい、ですっ」
日「…本気で言ってんの?」
ゆ「ほ、ほんき…」
日「ふーんあっそじゃあもういいよ。ばいばい」スタスタ
ゆ「待っ…」
日「…」ガンッ(壁にぶつかる)
ゆ「…」
日「…」ゴスッ(柱にぶち当たる)
ゆ「く、日下部くんもしかして動揺してるの…?」
日「してねぇ」
ゆ「私に嫌いって言われたから?」
日「別に」
ゆ「っうれしい!大好きだよ日下部くん!」ぎゅっ
日「…なんなのお前まじで意味わかんない」内心ホッとしてる

日下部は分かりやすく動揺する。けど認めない。


【曖昧ズム】
里「柳さん」
柳「ん?」
里「私、柳さんが…」
柳「俺が?」
里「…」
柳「速水さん?どうしたのそんな神妙な顔して」
里「…なんでもないです」
柳「何か言いかけてたよね今」
里「なんでもないです。気にしないでください」
柳「いやめっちゃ気になるんだけど」
里「よく考えるとちゃんと(好きだと)言ったこともないのに、先に(嘘を)口にするのは何か違う気がしたので」
柳「…なんの話?」
里「こちらの話です」
柳「速水さんって何でも自己完結するよね」

柳は言われたら黙って身を引きそう。だから里保は嘘でも嫌いとは言えない。


【おまけ-あきらくんがあきらちゃん(女装)のとき-】
先「あきらくん…」
あ「なぁに!先生!」
先「あのね、その…私、あきらくんのこと…」
あ「うん」
先「大嫌い、なの」
あ「…大嫌い?」
先「う、うん」
あ「ふーん…」ドサッ
先「えっ、ちょっ、なに!?」
あ「先生…改まってそういうこと言うって、何か別の意味があるってこと?」
先「別の意味って…」
あ「それとも、本当に俺のこと嫌い?こんなカッコしてるから?」
先「あ、あのあきらくん近…あと手退けてくれないかな…?」
あ「ひどいよ先生…俺、俺、先生なら認めてくれるって思ってたのに…」めそめそ
先「あのっ、違うの!冗談だから、泣かないであきらくん!」
あ「無理だよ…冗談でも嫌いなんて言われて、俺すごくすごーく傷ついた」
先「本当にごめんね…どうしたら許してくれる?」
あ「んん…あ、そうだ!キスしよう、先生」
先「…しません」
あ「じゃあこのままエッチさせてください!」
先「させません!!」

あきらくんはあきらちゃんになるとちょっと強気になるらしい。

大嫌い2


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