第三百四十七訓
『愛にプラスもマイナスもなし』
第三百四十八訓
『愛なんてしょせん幻想』
※ネタバレ注意!













「つーかさ近藤さん。あんたの彼女、心なしかうちの新ちゃんに似てね?眼鏡っ子だしなんかやっぱそっくりじゃね?」

「そんなことはないぞ万事屋。何故なら俺は決して眼鏡っ子萌えとかじゃないからだ。ただ俺が好きになった彼女がたまたまそうだっただけであって決して新八君をイメージしたんじゃない。わかったかな?」

「でも近藤さん、財布に姉御の写真の他にこっそり新八君の写真も忍ばせてますよねィ。それも入浴シーンの写真を」

「そ、総悟!それは言っちゃダメええっ!!」

「新八の入浴シーンの写真だと…?」

「よ、万事屋…ッ!違う!それはたまたま俺の財布に入ってただけで、もともとは総悟が俺に――グハッ!」

「何うちの新ちゃんに手出してくれちゃってんの。次はないと思え変態ゴリラ。あ、あと写真は没収な」

「流石でさァ旦那」

「沖田クン、そういえばその彼女、もとはお前のなんだよな?つーことはお前も、」

「さあ?どうでしょうねィ?まあ俺は近藤さんのようにはいきやせんよ。 それよりこの下らねぇ闘い、あんたのそのちんけな彼女でどこまで行けるか見物でさァ」

「旦那、もしあんたが途中で負けることがあっても安心して下せェ。そん時は俺が必ず新八君をこの下らねぇ異次元世界から引き摺り出してやりますんで。 ほんじゃあまた。せいぜい新八君を異次元世界から引き摺り出すのに精を出して下せェ」

ひらひらと手を振りながら遠ざかる背中に「嫌な奴」と吐き捨てて、白眼を向いたゴリラを足蹴にしてから、具現化した憎々しい虚盲の女の手をとる気取ったスーツ姿の新八を観た。

なぁ、新八?
今のお前にはちゃんと観えてるか?ちゃんと聴こえてるか?

もしその空想の彼女しかみえてねぇんなら、俺が力ずくでも教えてやるよ。

お前の居るべき世界は、俺の隣だ。ってな。

覚悟しとけ、コノヤロー。










20110413

今週楽しみにしてたらなんとスケダンとコラボ漫画してて…!

一体全体どうなっちゃうんだ新ちゃんは!

早く銀さんに新ちゃんを現実世界に引き摺り出してもらいたいです!

最初にジャンプを読んでない方の為にお話の説明を書こうと思ったのですが…力不足でしたorz←

いつもこんなですみません!

最後まで読んで下さってありがとうございました!






 
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