この反応は期待大だよね


臨也♀=臨美ちゃん 女体化注意



どうして、こうなった!!

池袋駅のすぐそばにある百貨店。
その中の一店に俺は強制連行されやってきた。
目の前にはピンク、白、レース、花、フリル
周りの女性達の視線が痛い。
そうここは、女性の下着専門店だった…


「しーずちゃん!これどぉ?」

最初は店に一緒に入ろうと言ってきたこの馬鹿、もとい一応彼女の臨美をなんとか説得し、店の前の柱に寄りかかっていた。
そこに黒地に紫のレースがふんだんに使われた、エロい感じの下着を持ってやってきた。
「ばっか!見せんな、勝手に買えよ」
「えーシズちゃんが好きなやつ、買いたいじゃん」
言ってることは大変かわいらしいと思うが、そのニヤニヤした顔で全てが台無しである。
俺の反応見て楽しんでるのが丸わかりなんだよ!
つーか。

「それ、サイズ合ってねぇだろ。見栄はんなよ」
「…っ!シズちゃんのばかっ!!」

顔を真っ赤にした臨美は、ぷんぷんと店の中に帰って行った。
いやだってそれ、2サイズくらい上だろ。
あいつの胸はもっとこう、小さいけど柔らかくて、綺麗な形をしてて…
ってなに考えてんだ、俺は。

臨美は、胸が小さいことを気にしているようだったが、別に俺は全く気にならない。
臨美の胸なんだからなんだっていい、なんて恥ずかしいことを本気で思っている。
俺が揉んで、大分大きくなったと思うんだけどな。
最初は本当に胸なかったもんな。
あれはあれで可愛かったが。

「なーににやにやしてんの、シズちゃん!」
「うわっ、臨美」

妄想を繰り広げていると、目の前に腕を組んで怪訝そうな顔で見ている臨美がいた。
まさか臨美の胸をずっと考えていました、なんて言えるはずもないので、苦笑いだけで返事をした。
「…怪しい」
「なんでもねぇよ」
俺をじいっと見る臨美から目をそらすと、臨美の手には何もなかった。

「お前、買い物は?」
「だってシズちゃん選んでくれないんだもん」
「無茶言うな…」
少ししょんぼりした顔で言う臨美には悪いと思うが、やはりどう頑張っても店の中には入れない。
正直、どんな下着でも臨美なら可愛いと思うし、…まぁどうせすぐ脱がしちまうし。

頭をぽんぽんとなでてやり、そのまま店を出ようとした時。
店の外にディスプレイされたマネキンが目に入った。
それは臨美も同じだったようで。

「これ、男受けNo.1なんだ〜男ってこんなのがいいの?」
意外〜と指差す臨美の目線の先には、真っ白な下着が飾られていた。
柔らかそうな真っ白な生地には、控えめなピンクのレースがふんだんに使われ、小さなピンクの花が可愛らしく飾られていた。
いつも臨美がつけているのは、主に黒や赤などの派手目の色が多く、本人の性格からかあまり可愛らしいものはなかった。
それも臨美にはよく似合っていたし、エロくていいとは思っていたが。

これを臨美がつけてら、めちゃくちゃ可愛いんじゃねぇの?

「ぜってぇ可愛い」
「え?」

心の声が勝手にもれてしまったのを、臨美はしっかりと聞きとった。
「シズちゃん、これ、可愛いと思うの?こういうが好きなの?」
「あ、いや、まぁ…」
「やっぱりこういう純粋かわいい系がいいんだ、そっか、うん」
急に一人でぶつぶつ言いだしたかと思うと、「待ってて!これ買ってくる」と走って店内に戻ってしまった。
そして満面の笑みで、店のピンクの紙袋を大事そうに抱えてきた臨美は、今にも脱がせたいくらい可愛かった。


それから。
俺が可愛い系下着が好きと思った臨美の下着は、白やピンク、水色のフリルやレースたっぷりのものが多くなった。
それをつけている臨美はそりゃあもう可愛くていつも脱がせるのがもったいないほどだった。
でも、また昔のエロい下着も見たいなぁ、どうしたら買ってくれっかなぁと頭の片隅で思っている。



title by stardust


ありがち設定ですみません。
臨美ちゃんは貧乳派!
可愛い系もセクシー系も絶対似合うと思います。
ショップで売ってた男受けNO,1下着がホント可愛くて、臨美ちゃんに似合うだろうなっていう妄想から。