おいおい…
※子LaLaさんより/佐かす(かす佐?)/現パロ
高校の友達と遊んで遅くなる、とかすがからメールが来ていたので、俺は大体22時過ぎくらいに帰るだろうと、先に眠りについていた。
午前2時頃。俺はふと目を覚ました。
特に物音がしたわけでもなく、自然に目が覚めた。
部屋のドアの隙間から微かだが光が漏れ込んでいる。かすがが帰ってリビングにでもいるのだろう。
一欠伸をして、俺はベッドから下りてリビングへ。
てっきりリビングで寝てしまったのだろうと思っていたが、かすがはボーッと何も映っていないテレビを見ながらアヒル座りをしていた。
「かすが、おかえりなさい」
「…」
1つ声をかけてみたが、かすがは無反応。
少しムッとしてかすがの横に胡座をかいた。
「おい、かすが」
「…」
「なあ……あ?」
俺はかすがのすぐ横にある缶に視線を注がせた。みずみずしいフルーツのイメージ画がプリントされてあるその缶は正しく───。
「かすが、冷蔵庫の俺様のチューハイ飲んだな?」
「…」
やはり無言なかすがに、俺は溜め息を吐かずにはいられなかった。アルコールが回ってほぼ眠っている状態なんだろう。
「未成年がお酒飲んじゃ駄目でしょ」
と言っても俺も5年前から飲んでるけど。
ともかく今説教しても無駄だろうから、俺はかすがを寝室に運んでやろうと思い、立ち上が───────ろうとした。
突然かすがが俺の名を呼ぶので、動きを止めて座り直した。
「何?どしたかす─」
「佐助…」
「!!!???」
かすがは俺の方に顔を向けたかと思うと、そのまま上半身から俺に覆い被さってきた。
「ちょ、え?かす、が?」
困惑する俺を楽しげに見詰めるかすがは、目がとろりとしていていつも以上の色気を発していた。
何だこの状態。6歳下の女の子に押し倒された。
─逆じゃね?
「佐助、暑い…」
「う…ん…!!」
─唇奪われたあ?!
いや、嫌じゃないけど、何か、複雑…。
いつも、いやたまに俺が冗談でキスして良いかと聞くと必ず顔面か腹をクリーンヒット☆なもんで。
数秒だったけど……唇柔らかいんだな…。
そんなことを思ってると、今度は胸元に手を置かれた。
「ま、まさか………いやかすがちゃん。絶対後悔するから!止めなって!や、やめ…」
「ふっ、女々しい奴め…」
「違う…!」
そして、案の定かすがは俺の服のボタンをゆっくりと外し始めた。
その指、動きが何とも綺麗だったもんで俺は思わず見とれてしまった。
─あー…何で今日に限ってシャツ着なかったんだろな、自分。
ある程度までボタンを外すと、かすがは少し俺の胸を出し、唇を押し付けた。
「あ、」
─さすがにやり過ぎだってかすがちゃ…。
絶対におかしいこの状況を止めたくはあったが、何とも身体が言うことを訊かない。
更にかすがは俺の脚に自分の脚を絡ませてきた。
「なあ、佐助」
「…はい?」
「気持ち良いか?」
「いや…返答シカネマス」
─何その質問ん!?
かすがが言う!?言っちゃう!?
いや、今この時に俺様が言う方がおかしいけど…。
「かすがちゃん?暑いなら自分が脱げば良いんじゃな─」
「黙れ。私は私のしたいようにする」
─……やれやれ。自分勝手なお姫様だ。
かすがは再び俺の唇にキスをし、残りのボタンを外した。
完全に上半身を露出させると、かすがはもうすぐで閉じそうな眼で見詰めてきた。
「お前は細いな…ちゃんと食べてるのか?」
「まあ…ね」
「男なら、もっ…………………と……」
かすがは俺の胸に頭を落とした。ふわっとかすがの髪からラベンダーの薫りがした。
早々スースーと可愛らしい寝息を発てて眠るかすがの頭を優しく撫でた。
「さて、」
─このまま朝になって正気に戻ったかすがにどんな目に遭わされるかなんて大体予想は出来るし…。
面倒だけど起こさないように立ち上が──。
「ああ…」
絡んだ脚が俺を立ち上がることを許さなかった。
結局このまま朝を迎え、かすがの響き渡る声に、鼓膜が破れそうになった。
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「花を咲かせましょう」子LaLaさんより相互記念にいただきました^^
かすがちゃんが可愛すぎる!受けの佐助美味しすぐる!
それをもらった加糖も美味しすぐる^///^
ありがとうございました!