【坂田銀時の場合】

「誕生日おめでとう。プレゼント、何がいい?」
「お前って言うと調子に乗るだろうからなー……」
「さすが。わかってらっしゃる」
「いちごパフェ」
「わかった。いちごパフェを手に持った私ね」 
「何をどう解釈したらそこまでポジティブになれんだよ」



【土方十四郎の場合】

「土方さん、お誕生日おめでとうございます」
「はいどうも」
「プレゼントは……」
「「わ・た・し」とかほざいたら切腹な」
「残念!私との入籍権でーす。よかった、切腹免れて」
「何をもって「よかった」なんて安心してんだよ。打首だ打首」



【沖田総悟の場合】

「誕生日プレゼント、何ほしい?」
「国」
「わかった、人生ゲームと桃鉄ね。総理大臣就任や全駅制覇、頑張って」
「そういう意味じゃねーよ」



【山崎退の場合】

「誕生日、何かほしいものある?」
「権力かな」
「すぐに切腹命じてくる上司とか、すぐにバズーカ撃ち込んでくる上司に揉まれてるもんね」
「ほんと胃が痛いよ……」
「わかった、パワプロとイナイレとキャベジンね。これで退にも一組織を統べることができる」
「ごめん、そういう意味じゃない」



【志村新八の場合】

「新八くん、お誕生日おめでとう。はい、ぷよぷよ」
「有り難いけど、僕だけ雑すぎない?」
「だって、その眼鏡ってぷよぷよリスペクトの表れじゃないの?あ、それとも新しい眼鏡掛け器がよかった?」
「何だよ新しい眼鏡掛け器って。あれか?僕のドッペルゲンガーでも連れてくる気か?君なら本当に見つけてきそうで怖いんだけど」
「まさか。その辺に似てる人いっぱいいるっしょ」
「確かに僕、汎用性のある顔だけどさ……どこの馬の骨ともわからないそっくりさんにこの眼鏡を託すくらいなら、いっそドッペルゲンガーの方が……って僕、眼鏡掛け器じゃねーし」



【近藤勲の場合】

「近藤さん、誕生日プレゼント何がいいですか?」
「そんなの、誕生日関係なくお妙さんに決まってるだろうが」
「え?お前さん?」
「俺がこの台詞を言うのは最初で最後だろう……お前、切腹な」



【東城歩の場合】

「誕生日プレゼント、何がほしい?」
「若の写真集ですかねぇ」
「馬鹿の写真集?自撮りで済むじゃん」
「貴様の自撮りの間違いでは?」



【神威の場合】

「誕生日プレゼント、何がいい?」
「俺と対等に戦えるような強い奴かな」
「強い奴ね……了解、ストリートファイターシリーズ用意しとくわ」
「何一つ了解できてないよ、奏」
「豪鬼とかギル、めっちゃ強いじゃん」
「聞き分けのない子だなぁ。あんまりふざけたことばっか言ってると、殺しちゃうぞ」



【阿伏兎の場合】

「もうすぐ誕生日だったよね。何かほしいものある?」
「酒……いや、女…………うーん、そうさなァ……大抵は金で買えちまうしなー。強いて言えば、鳳仙の旦那に持ってかれちまった腕かねェ」
「わかった。私が阿伏兎の右腕になる」
「いや右腕まだあるから」



【服部全蔵の場合】

「誕生日は何がほしい?」
「癒やし」
「いぼ痔?」
「いやそれ既に持ってるから」



【桂小太郎の場合】

「誕生日プレゼント、何がいい?」
「そうだな……普段食えんような、美味いものが食べてみたいな」
「んー……牛タンとか?」
「随分とピンポイントだが、牛タンは大好きだ。叙々苑か?游玄亭か?」
「え?んまい棒の味の話だけど」
「もし俺がまだ過激派だったら、今日がお前の命日になるところだったぞ。命拾いしたな」



【坂本辰馬の場合】

「誕生日、何がほしい?」
「おっぱいかのう」
「プリン?チョコ?」
「いや紛い物はいらんぜよ」
「シリコンってどこに売ってるんだろう……」
「それも紛う事なき紛い物じゃろうが。わしが欲しておるんは、いつでもパフパフできゆう生身のおっぱいじゃ。何ならおまんのおっぱいでもいいぜよ」
「ちょっと何言ってるかわかんない」



【高杉晋助の場合】

「誕生日プレゼント、何ほしい?」
「お前」
「え……ほ、ほんと?本気で言ってる?」
「まず腎臓が約1942万だろ」
「は?」
「それに肺だな。非喫煙者の肺だと、一対およそ3811万の値が付くんだよ」
「喫煙者の肺は?」
「だいたい43万」
「やっす」
「うるせェよ」
「フリーザの戦闘力より低いじゃん」
「まさか俺の誕生日がお前の命日になるとはな」
「ちょっと何言ってるかわかりたくない」



【河上万斉の場合】

「誕生日、何ほしい?」
「紅木で作られた三味線が欲しいでござる」
「お高いんでしょう?」
「なーに、諭吉が百人いれば足りるでござるよ」



【徳川茂々の場合】

「茂々様、お誕生日おめでとうございます」
「ありがとう」
「何かほしいものはございますか?」
「ほしいものか……すぐには思い浮かばないな」
「それでは、やってみたいことはありますか?」
「ああ、それならある。バンジージャンプをやってみたい」
「それでは、松平様と真選組の皆様にご協力いただきましょうか」



【一橋喜々の場合】

「将軍の座がほしい」
「まだ何も訊いてないのに」
「先手必勝だ」
「わかりました。信長の野望ですね」
「貴様は何もわかっていない」



【朧の場合】

「朧さん、お誕生日おめでとうございます」
「ああ、ありがとう」
「何かほしいものはありますか?」
「……たまご」
「たまご?」
「だし巻き卵……その、お前が作ってくれたものがいい」
「っ……つ、作りますよ、いくらでも!他に食べたいものありますか?」
「目玉焼きと、炒り卵……黄身が半熟のゆで卵」
「朧さんって、卵料理お好きなんですね」
「まあ、好きと言えば好きだが……何より、お前が作ってくれる色々な卵料理を食べてみたくてな」
「え、あ、なんだろ、胸が締め付けられるような……」
「心筋梗塞か?」
「心筋梗塞じゃないです。心筋梗塞よりも厄介な病です。朧さんにしか治せない」
「そうか。自信はないが、全力を尽くそう。まずは秘孔に衝撃を与え、全身を麻痺させると同時に意識を混濁させて……」
「えっ?」
「胸部を切り開き、心臓をヨーグルトで漬け込んで柔らかくする」
「あ、これマジモンの手術されてしまうやつですね……では、卵買ってきます」










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