ペルソナ4&3 | ナノ


  贖罪(足立)


「名ちゃんが悪いんだよ?」

君たちが、こうして僕を追い詰めて。

いや、君が僕を追い詰めた。

こんなに愛しているのに。
真犯人―僕の罪―は裁かれるべきだと言ったんだ。

だからね、
君たちに裁かれる前に、
僕は名ちゃんを裁くことにしたんだよ。

僕の愛を一身に受けるその罪を。
その身体でもって償って欲しくて。

独りで歩いていた夜道。
そっと忍び寄って、抱き寄せて。
抗う身体に手刀を浴びせれば、君は大人しくなった。

意識を失っているうちに、
僕たちだけの城へ。

君はここから逃げるなんて考えることはないだろうと思ったけど、
僕は心配症だから。

ベッドと君を手錠で繋いだ。
もう両手の自由は効かないね。

違う男の名前を呼ぶから、
仕方なくタオルを噛ませた。

でも、わかってる。
それさえも君の罠。
僕に嫉妬させたいんでしょ?

可愛いね。


細い両足を持ち上げて開かせて、

ああ、これでやっと1つになれる。

思っていたとおり、
身体の相性も良いみたいだね。
もうベッドがぐちゃぐちゃだよ。

僕の欲望も果てなくて、
君をどんどん追い詰めて楽しんでいる。

感じてくれてるのが嬉しくて。
その涙は、イキすぎて苦しいからでしょ?

本当に可愛い。
愛してるよ。
君が僕を愛してくれているように。

君の口からタオルが外れた拍子、聞こえた言葉。

「もう、許して…」

そう、聞こえた。

許す?
君を?

僕が君を許すまで、
この愛は続くよ。

さすがに僕も疲れるかもしれない。

だって、僕は一生君を許さないから。



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