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二人と話すが、どうやら、此処の鍵は特殊なものらしく、ピッキングでは開けられないとか。
何そのフラグ…取りに行けってことですか。
遠い目をしかけるが、彼女たちを放っておくことはできない。

「じゃぁ、もう少し、待っていられる?」

可愛いは正義、1度はまさよしって言ってみる

二人がしっかり頷くのを見てから、鍵を持っていくという部屋を教えてもらった。
のだが、嫌な予感しかしないのは何故だと思う?
多分ね、私がフラグ建築士なだけじゃなくて、ルイスにもフラグが立ってるんだと思う。
マジやめて…!
しかも、不用心に扉を開けようとするのもお願いだからやめて!

「待て、」
「っと、悪い。」

両手を顔の横に上げた男に、頼むから緊張感を持ってくれ、と言いたくなる。
少しだけ扉を開けて、中を伺う。
瞬間、扉に向かって真っ直ぐに伸びてきた舌。
…リッカァァァアアアアア?!

「ルイス…死ぬなよ?」
「は?!」

目を見開いた彼をスルーして、本体がいるだろう方向に50口径を撃ちながら、扉を閉める。
上手く命中したらしく、それは倒れた。
でもね、三体は…ないわ。
まだ二体残ってるとか、って、ひぃぃぃいいいっ!

『気持ち悪いぃぃ!!』

目を見開いて、舌を伸ばしてきた一体を仕留める。
が、もう一体はどこかに隠れたのか、気配が消えた。
その場から移動せずに、辺りを見る。
鍵は、どうやら、そこら辺の床に落ちているのから探さなくてはならないらしい。
息を潜めても、向こうにはわかっているのだろう。
どれだけ素早く動けるか、だけど…装備が結構重いんだよね…。

『うわぁぁああ?!』

突然飛びかかってきたそれを転がりながら避けて、打ち込む。
2発、3発、と撃てば、それの動きは鈍くなり、最終的に倒れた。
ほ、として、一応、日本刀でしっかりとどめを刺しておく。
他の2体も同じようにして、そこら辺に散らばっている鍵を拾い集めた。

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