籠球 | ナノ



我は所望せり!


「どうかしましたか?」
「んー…ディ○ニー行きたい。」
「ディズ○ー?デ○ズニーワー○ドか?」
「これだからアメリカンは…。国もしくは、海だよ。」
「はぁん?」
「何だその何とも言えない返事は…。」
「火神くんはわかってないんじゃないですか?」
「…悪かったな。」
「別に悪いなんて言ってないですけど。」
「黒子に同じくー。」
「それはそうと氷雨さん、行きますか?」
「誰と?」
「僕たちと?」
「疑問系かよ。それか、花の慶次読みたい。」
「また、すごいところに行きましたね。」
「んー…だって読みたいんだもん。義風堂々でもいいよ、直江さんだよね。」
「そうらしいですね。読んだことないので正確には言えませんが。」
「???」
「あー…アメリカンの思考が停止した。…日向先輩なら持ってるかな?」
「…聞いてみますか?」
「え、何?ダメ?」
「いえ、ダメということはありませんが…。」
「煮え切らない返事だな…おーい、アメリカン?大丈夫か?」
「…なおえさんって誰だ?」
「え?ああ、歴史上の人物だよ、直江兼続。」
「この前氷雨さんの家でやったゲームに出ていましたよ。」
「?」
「あー、やっぱ王国にしよう。」
「おや、いいんですか?」
「だって、どう考えてもアメリカンがついてこられないじゃん。」
「意外と友達思いなんですね?」
「うるせーよ、な、火神、王国に行こう!」
「世界と違うのか?」
「全然違いますよ、そもそも、規模が小さいですから。」
「行ったらわかるさ。」
「そういうもんか?」
「そういうものです。」
「んじゃ、いつ行くー?お前らの練習のない日だろ?…あるの?」
「…ありますよ、確か。」
「……確か…な。」
「うわぁ…じゃぁ、私女友達と先に行って来るよ。」
「は?!」
「氷雨さん?!」
「練習落ち着いたら連絡してねー。」

我は所望せり!
(「カントクー!休みは、次の休みはいつだ?ですか!?」)
(「は?突然どうしたのよ?」)
(「せっかくのチャンスなんです!逃す訳には…!」)
(「あ、リコ先輩、今度ネズミー行きません?」)
(「えっ?!いいけど…」)
(「氷雨さん?!」)
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