常夏の島で君を見送るためのボレロ
炎は どんよりと暗い空を焼き尽くすように
夕暮れの 行く先を照らし出す
椰子の木に 背の高い澄み切った月明りの中で
ウロボロスの蛇のような夢を見ている
不完全な毎日の合図 喜んでた
それでも君を愛し続けるから
掌を繋げば 二人はもう一度恋人
この世で一番なんだろう
海賊達が世界を新たに描いては ガラスの向こう
そこを通れるだろうか

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