No coherence
時にはキャンドルのように
瞬間を生きるのもいい
この足で出来る事を探し続けたい
俺は何者も惧れぬ弦月だったはずだ
幸せよ胸を張れ

月が軋んで見えた響いた
さぁもう目覚めろ
君はもう傷ついても怯まぬはずだ
呪文のような闇の中で
歌っていたいだろう?
君の陽射しと涙が
幸せの数を刻み込む

一度きり皮膚に触れたこのナイフ
それは無邪気な強がり

あったかいような言葉だけなんだ
戸惑いながら俺を見放さなかったのは
貴方を想って恋文を送って
誠の愛を知ったつもりになっていたから
もう物知りの真似はしない
遠くから見守ってくれるなら
暖かきもてなしが詩人

赤い海に漕ぎ出す
これからの力次第で
すべてが敵になるとしても
これからの俺たちが描く未来
何度も夢みても
割り切れたならどんなに楽だろう
軽々しいなんて言わないで


影絵の街角で ミシンを踏む人形のような
風と太陽の光と暗黒の葛藤
安らかな眠りがあると思えば
それは強くて優しい
壊れるほど頑張る必要はない


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