作家さん、と、読んでも良いのだろうか。
はじめは、なんだかんだと携帯小説のようなものを書いていて。
本当はじめは身近な感じ。
誰でも始められるようなサーバー借りた感じの私がやってんのとかと同じかんじのから、ある段階を経て、オリジナル小説書き始めて。
私は、その"ある段階"の頃からその人の小説が好きだった。
で、他の日にオリジナル小説探してたらなんと同じ人のを見つけた!
おっそろしいくらいに乱雑に乱読してて、いちいち作者どころか主人公の名前すら覚えて無いような勢いだったけど、そんなことあって、さすがにとても印象に残ったんだ。
で、まあめったにしないのに、一回読んだサイトをブクマして、ちょくちょく覗きに行ったりし始めた。
もちろんその人限定で。
で、気がついたら、なんとその人はスマホのゲームにシナリオを書くことになった、という話が上がった。
もちろんそのゲームもしっかりやってる。カードゲーム。だけど、ゲーム性は平凡。むしろ、その作家さんのシナリオで売ってるらしくて、運営にも好感がもてるわ。
それからも分かる様に、この人は、いろんなものを書いていた。書いている。
ラノベのようなもんだとか。だけどこれもただのラノベじゃない。
私の偏見かもしれないけど、ラノベってただ囲まれるだけ。なんか主人公が女の子に好かれて、それだけ。あんまり、複数のカップルが生まれたりって少なくて、報われない人がおおい、ってイメージ。
あと、女子側の心理描写があんまりなさそう(偏見)
けどこの人ーーーまあ、ペンネームは"まことことわり"さん(通称"まことわ"さん)なやけど、このシンリさんは、まるで少女漫画作家がラノベの構想で話を書いた、みたいな話。
構想的には女の子に囲まれる男主人公。やけど、一人一人の心情描写がとても細やかでロマンチスト全開で、それでいて切ない。
それで私が好きなのは、結局囲ってきていた女の子の本命以外は主人公以外とくっついてちゃんと報われるところ。
そしてその相方は主人公と仲良くなる。
たくさんのそういうカップル?の形が見られるのがすごく素敵やと思う。
まことわさんは女なんやろうな、と、なんとなく思っている。
逆に男に囲まれた女の子主人公の連載やとか、3人の男と3人の女全員が主人公の話とかもある。とにかくとにかく、とても全て内部が細やかに作り込まれている。
(あ、これはラノべとかがこまやかじゃないって言いたいわけじゃないからね。別に批判する気はないんだ。
似ているけど違うかも、って言いたいだけ。)
他にもこの人の魅力ってのは伏線創りのうまさとかかな。ああ、そこ伏線やったんか!ってなる。そんくらい、さりげなく気づかんように織り込まれとる、とか。あとはキャラクター全員がちゃんと好きなんやなってわかる感じとかもすごく素敵。
言うてうち、とてもロマンスとか好きなロマンチストでポエム調大好きやから、もうまことわさんの作品は理想やね、うん。
私もいづれはまことわさんみたいな小説書けるようになりたいよなあ。
……て、ああ。脱線しすぎたかな。
まあいい。気を撮り直して。
小説の続きだ。
本は後回し。基本的に私の生活のなかでまことわさんの小説とまことわさんのシナリオのゲームより優先順位上なのは無いからね。
ああ、もう。好き。
きっと大分年上なんだろうなあ。学生どころか社会人のキャリアウーマンいけいけのお姉さんだぜきっと。
学生でこんなクオリティでかけてたまるか。そんなん不公平すぎるよ、世の中。
私は、ゲームのシナリオだとか出版だとかしたいわけじゃないし、書きたいことかければいいから、べつに上手くはならなくても一行に構わないのだけれど。
それでも、憧れてはしまうって。こんな素敵な人は。
まあ、ひとによって好き嫌いの分かれそうな文体なんだけどね。ポエミーだし。重いし難解で抽象的で退廃的だから。私はそこが好きなんやけど。
と、そんなわけで一通りまことわさんに思いをはせたところで、前の話をざっと読んでいたのが終わったので最新話。本格的に読む態勢に入ったのだった。
もちろん、着替えて布団のなかでね!