02


『おじさん!おはよー!てか、家どうしたのー?』

家が壊れた理由は知っているけど、知らないふりをする。黒崎家は大きな穴が空いていた。まぁ、虚の攻撃を受けたのだ。これくらいで済んだのはまだ運がいいと思う。

一心「グッモーニン!穂奈美ちゃん。昨夜トラックが家に突っ込んできて壊れたから修理しているのさ。」

『うわー、まじか;;皆怪我してない?』

一心「一家全員無傷なんだよ。奇跡だよな。」

『そーだねっ!怪我がなくて良かった!』

夏梨「何言ってんの。おかげで犯人とり逃しちゃったんでしょ。ホントにこの家の連中はもー。」

怪我はおそらくルキアと喜助が直したのだろう。戸惑ってる一護を見れば、簡単に予想がついた。

一護「穂奈美。迎えに来てくれて悪いんだけど、手伝うから先に行っててくれるか。」

『おう!遅刻の事、先生に言っとくわ。』

一護「悪いな。」

後ろ手に手をひらひらと振りながら学校へと向かった。昨夜の黒崎家の騒動はトラックが家に突っ込んだということになったのだろう。喜助が首を突っ込んできたのか。はたまた、死神が頼ったのか。それはわからないが、喜助が黒崎家と周辺の人間に記憶置換を使ったことは間違えないか。喜助が首を突っ込んできたとなると・・・その死神に何かあると踏んだ方がよさそうだ。今後、その死神と喜助の動向は見ていた方がいいだろう。そんな事考えていると学校についてしまった。

ケイゴ「穂奈美ちゅわあああん!おはよぉおおおお!」

『おはよー!ケイゴ。』

いつも通りにケイゴが突っ込んできたのでいつも通りに避ける。今日も同じ1日が始まる。そう思っていた。

越智「よぉ――――し!みんな着席!!転校生を紹介するぞぉ!

入っといで!!」

ルキア「朽木ルキアです。よろしくお願いしますわ。」

『!!?』

ああ・・・昨日の死神は貴女だったのか。白哉の儀妹であり、緋真の妹のルキアちゃん。1度あっただけだったから霊圧だけではわからなかった。まぁ、ルキアちゃんも私とは1度しか会ってないし。あの頃とは、また容姿が違うからバレないよね。それにしても昨日、戸魂界ソウル・ソサエティに帰ったんじゃないの?

越智「朽木は家の都合で急遽引っ越してきたそうだ。仲よくしてやってくれ。席は名倉の隣だ。

名倉、手を挙げな。」

『はーい。』

越智「朽木、あの席だよ。わからないことは名倉に聞くと良い。」

ルキア「わかりましたわ。」

越智先生にそう言われ、こちらへ向かってくる。

ルキア「朽木ルキアですわ。名倉さん、よろしくお願いしますわ。」

『うん!よろしくね!』

ルキア「ッ!!?」

ルキアに向かって微笑んだ時、ルキアが驚いた顔をした。しかし、すぐに元に戻ったので気にはしなかった。


――――・・・


ルキア side

びっくりした。

私に微笑みかけてくれた名倉の表情が・・・

雰囲気が・・・

どことなく、あの人に似ていた。

前に1度、白哉兄様が紹介してくれた穂奈美姉様に。1度だけしかあったことはないが、忘れることはないあの表情。穂奈美姉様の微笑んだ表情はとても美しく、可憐な方。白哉兄様と話しているお姿も美しく、お似合いだと思った。

ところがある日、姿を消してしまった。1人だけ、居場所を知っている者がいたが、口を閉ざしており、今だ、見つかっておらぬ。

どこに居られるのですか?姉様。


――――・・・


Side change

授業を真剣にではないけど、聞いている。3限目が始まる前に一護が登校してきた。そして、ルキアちゃんがいることに気付いて、驚いていた。
なぜいるのか、聞くためかな?一護はルキアちゃんを教室から連れ出していった。後、死神についてでも聞いているのだろう。

これからは、一護が死神としての仕事をしていくんだろうな。霊圧がほとんど感じられなかったルキアちゃんの代わりに。一護は苦労するだろうね。

To Be Continued.
20.10.16 up
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