06


今はお昼休み。今日はたつきや織姫達と一緒にご飯を食べる為、机をくっつけている。お昼は、一護達と食べたり、たつき達と食べたりしている。

『ハァー、疲れたー!』

たつき「穂奈美。頑張ってたもんねー、バレー。」

『まぁー、たつきには負けるよ!』

千鶴「いや、穂奈美の方が可愛かったから!!もう食べちゃいたいぐらいに!!」

たつき「こら!!この万年発情期!!」

千鶴「イエス!アイワナガールエイプリデェ!」

たつき「威張るな!!」

たつきと千鶴がそんな会話をしながら叫ぶのを弁当を食べながら見ていた。毎回毎回飽きないよねぇー本当に。漫才をしてるみたいだもん。

『?織姫?どうしたー?』

織姫「黒崎くんの匂いがする!!」

いきなり立ち上がり窓に近づき、すんすんと匂いを嗅ぐ織姫を変に思い、声をかけながら窓に近寄った。

『一護の?今、一護いないじゃん。』

まさか、と思って窓から下を覗くと出たよ。

?「よぉ。」

いきなり、目の前に一護が現れたのだ。この霊圧は、一護の霊圧じゃない。一護の霊圧が別の所にあるということは・・・ああ、義魂丸ギコンガンを使ったのか。

義魂丸とは、肉体から魂を強制的に抜き、別の魂を入れる丸薬の事。

たつき「あ・・・ッあああああんた!今どうやって上がってきたのよっ!?」

?「どうやって・・・?今見てたろ?跳んで上がってきたんだよ。ビックリしたか?」

3階まで跳んで上がれるという事は、脚力が特化された改造魂魄≠ゥ。まぁ、だからといって人間や死神に危害を加えなければ、良いよな?つか、めんどくさい。どーせ、喜助から買った物だろうし、あいつが何とかしに来るだろうし、関わらないようにしたいなぁー。

?「初めまして。美しいお嬢さん・・・!」

そう言いながら腰に手を回し、顔を近づけてくる一護の体に入った改造魂魄にどうしようかと悩む。一護ではないけど、一護の体だしなー。目の前でいろいろ言っているこいつをどうにかしたいけど。うん。どーしようか・・・

?「げふう!」

そんなこと考えながら改造魂魄を見ていると改造魂魄が吹き飛んだ。

たつき「穂奈美に触るな!」

『ありがとー!たつき。・・・ってたつき?』

助けてもらったたつきにお礼を言ったが、たつきの次の行動に目を疑った。たつきは机を持ち上げ、改造魂魄へ向かって投げたからだ。あー。たつき、怒ってるねー。これは危害がこちらに及ぶ前に離れよーっと。そう思い、改装魂魄に向かっていくたつきから離れて様子を伺った。まぁ、一護の霊圧が近くにあるからどうにかなるかな?

ガラッ

ルキア「そこまでだ!!」

ほら来た。ルキアちゃんが入ってきた為、改造魂魄はまた、窓から逃げるべく、走り出す。

ルキア「行ったぞ、一護!!」

一護「おう!さぁ!逃げ道はねぇ・・・」

今、一護の姿が見えている人間は極僅かだろう。うっすら何かいるなと分かる人間も中にはいるんだろうけど。でもそれは少し異常なような気がする。

改造魂魄は一護の横を通り下へ降りた。一護とルキアちゃんはその改造魂魄を追って行った。

ルキアちゃんは今ので改造魂魄だと分かっただろう。後、どうするのかは一護達次第だ。だけど、安心しなよ。一護は貴方を見捨てるような、奴じゃないよ。そう思いながら一護達が行ったであろう方角を見つめた。

『・・・にしても、凄い惨状だねぇ〜。』

椅子や机が倒れて、その中に怒ったたつきがいてまさしく鬼だねっ!今、入ってきたケイゴや水色もこの現状を見て、同じ事を思ったんだろうね。顔を真っ青にして逸らしたから。そこへ先生が騒がしいからと入ってきたけど、みちると鈴が不審者が入ってきたから追い払ったっという言い訳で何とかなった。皆は一護がおかしかったと言い、千鶴に関しては一護に怒っていた。

織姫「ちがうよ。黒崎君じゃない・・・あれは―――・・・黒崎君じゃなかったよ。」

『・・・織姫・・・』

織姫だけはなんとなくだけど、分かったみたい。ずっと一護の事が好きで見てきたから分かったんだろうね。一護じゃないと。ただ、それが何なのか分からないから困惑はしているみたいだけど。たつき達も織姫が言っている事が良くわからず、困惑していた。

To be continued.
20.11.07 up
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