第0話

「なぁ・・・associateアッソチャートって知ってるか?」

「アッソ・・・?なんだそりぁ・・・」

「あー・・・何でも屋やしい。」

「Σな何でも屋ぁー!!?」

「あぁ。どんな依頼でも解決してくれるんだとさ!」

「へぇー・・・何でも屋かっ!!俺の依頼も引き受けてくれないかなー!」

「ははっ。お前の依頼なんか引き受けないんじゃないかー!まぁ、噂だけどな。」

2人の男がそんな話をしながら歩いている。可笑しく笑っているその様子はまるでその噂話を信じていないようだ。誰も信じない噂話。だけど、そんな噂話でも縋りたくなる程追い込まれている人がいる。藁にも縋る想いで依頼してくるのだ。

「何でも屋・・・associateアッソチャートか・・・」

そんな呟きがどこからともなく聞こえてきた。ここにも又、そんな噂話に縋る人が現れた。

どこから依頼をするんだ。どうやったら依頼できるんだ。噂は本当なのだろうか。いや、本当でなくてもいい。あいつ等の目を覚ますことが出来れば。自分ではどうにもできないのだから。他に頼るしかないんだ。

縋る想いで調べていく。簡単に分からない事は分かっていた。微かな手掛かりから1つずつ調べていく。

「あ・・・あった・・・」

そして、やっとの思いで辿り着いた。associateアッソチャートのサイトを見つけたのだ。

「これで・・・助けることができる・・・」

大丈夫。噂話じゃなかったのだから。大丈夫。そう信じよう。解決してくれる。そう想いを込めてassociateアッソチャートに依頼をした。


ポンッという音が鳴り、メールが来たことを知らせる。部屋の中には4人の女性がソファに座っていた。その中の1人がパソコンが乗っているデスクに近づき、メールを見る。

「依頼か?」

「えぇ。そうみたいですね。」

「やったーっ!」

「終わった後に美味しい物でも食べよーぜっ!!?」

「あぁ。そうだな。行くか。」

「「「うんっ!/おうっ!/はいっ!」」」

さぁ、動き出す。ここからがassociateアッソチャートの物語の始まりだ。

To Be Continued.
20.10.07 up
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