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もうさ、あんたの蜂蜜ナシじゃあ生きらんないクマになっちゃったんだよね。たぶん。 それなのにこの鋭い爪の間をするっと抜けて、あんたはいつも素知らぬフリ。経験の差?ズルイよ、ずるい。 きっとお互いの頭んナカは、解ってる。 そのヒトコトで終わってしまうことも、…宙に浮かせた関係がイチバン良いことも。 最愛のヒトっての?あんたが見つけられるまで、古傷を舐めて、この毛皮で包み込む。 ……だって。おれ、クマだし。ヒトにはなれない。 最愛のヒト、にもなれない。 あんたがこの森に通わなくなっても、おれんこと覚えてて。そんで、あの蜂蜜置いてって。たまあにでイイから。お返しは、どんぐりの人形。いつだったか、あんたがよろこんでくれたヤツ。 クマじゃヒトの隣は歩けない。 でもたしかにスキ、なんだ。 あんたじゃなきゃダメ、なんだ。
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