>> 塞がれた呼吸器
お茶目なイタズラぐらいなら可愛いでしょ?
鬼畜に笑う貴方もきつめに握るその手も優しくキスする貴方も全部好きだけど、
完璧すぎる貴方の弱み握ってみたいの。
貴方の自室で甘い時間。
キスをする貴方の可愛い鼻をつまんで、
離れないように頭を押さえつければ、
「っっっ!何するんでィ!死んじまうだろ」
息苦しそうに呼吸を正す。
そうやって優しく叱責する貴方に、私は、
「物足りないヨ」
驚き・恐怖・嫌悪・怒り・幸福・悲しみも全部。全部の感情を私に頂戴。
「総悟にしては息が短いネ。その程度アルか?」
「うっせェ。二回戦目でィ」
そんな言葉にニヤリと笑えば、何笑ってんでィと仏頂面の貴方。
年上が何だ、俺はドSだ何だ。そんなもの全て、私にとっては所詮“そんな事”。
ねえ、知ってる?貴方は私のもの。今までもこれからもずっと。
手放したりなんて……絶対にしない。
「負けたほうは酢昆布10箱ネ」
鼻を摘む手に力を込めれば、貴方も私の鼻を摘む。
負けず嫌いの私たちだから、死なない程度に楽しまないとね。
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恋人設定。神楽が少し壊れています。