>>強さと弱さは紙一重
本庁のマドンナ、それが俺の彼女。
本庁、特に捜査1課の奴らの視線が痛い。
お前には釣り合わないだろう、という嫉妬からなる敵視。
―そんなこと、俺だって分かってるさ。
『ほら、高木君しっかりして!』
――貴女と俺は釣り合わないってことぐらい
佐藤さんは俺にはもっと可愛い子が似合ってるって
何度も口にするけど、それはどうだろうか。
俺は松田刑事みたいに勇敢でもないし格好良くも無い。
いいところ見せようとしていつも失敗。ほんと俺、ダサい。
『私の前からいなくならないで・・・』
強がりな彼女、でもそんな彼女にも弱さがあって。
だから俺は俺なりに佐藤さんを守りたい。
無力かもしれないけれど、佐藤さんの笑顔を守りたい。
「佐藤さん、僕は貴女を幸せにしてみせますから!」
「なに言ってるの?高木君。私が高木君を幸せにするのよ」
―――やっぱり彼女は強いや