眼鏡に惚れてる







ピーン

キタコレ。


「日向日向〜」

「あ?…あ!てめ、何してんだ!?」


呼ぶと振り向いた日向の眼鏡を奪ってすぐに安全圏まで退避する。
奪い取った眼鏡を掛けてみると見事に視界が悪くなった。

って、駄目じゃん。俺目悪くなっちゃ。

そう思うけど、じゃれたくなったから実行に移した。

眼鏡を掛けて、日向の顔をのぞき込むと、眼鏡の隙間から間抜け顔が見えた。


「眼鏡に目がねぇ♪」

「…っ、」


いつものように思いついたダジャレは見事日向の意表を突いたらしい。

いつもはキレられる場面で反応はかなり希薄。
伊月は内心楽しくて仕方なかった。

いつも日向ばかり余裕で癪だった。

その様子に満足して、眼鏡は掛けたまま日向と帰る帰路に着く。

と、思ったら、歩き出すよりも早く腕を掴まれた。


「……俊、お前、…眼鏡に目がねぇのはいいが、他の眼鏡に靡くんじゃねぇぞ」

擦れ違いざまに囁かれる。
同時に掛けていた眼鏡も浚われた。

ああもう、くそ。

やっぱり余裕なんじゃねぇか。



あとがき


内心動揺した日向に気づかない鈍感伊月(^q^)

日月好きです。

初、BLは日月でございます
+(・ω・´)

ちなみに、別に目が悪くなったところでイーグルアイに支障はないんだけどもw
あれは脳の映像処理能力っていうかww






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