Dependence
※延々キス文です。
日向だけだった。
俺にとってのすべては
日向だった。
始めのうちはもちろん抵抗した。
でもだんだん、思考なんか回らなくなっていく。
部室の片隅。
後ろにはロッカー。目の前には日向が。
日向の口づけは俺の意識を奪っていく。
「…ん……、ふっ…」
部活の終わった後、微かに汗の臭いの残った部室に自分の声は甘ったるくて、いくら甘いもの好きだっていったって胃凭れしそうな位だ。
日向は甘いもの苦手なくせにこういうのは平気らしい。
…寧ろ、好きなんだろう。
こんな姿、無垢な後輩たちには見せられないな、と緩く笑う。
顔の横で固定されていた手が解放されて、崩れ落ちそうになる体を慌てて日向の腕に縋って支えた。
日向の右腕は俺の腰に回されていて、崩れ落ちそうになる俺を支えている。
もう片方は後頭部を支えて、キスがもっと深くなった。
「…ふ、ぅ…ん…、ん…っ」
学校なのに。
部室なのに。
なんとも言えないような背徳感が俺を支配する。
擦り硝子1枚隔てた先には、下校中の生徒の雑多と声が聞こえた。
「……は、ぁ…っ、」
不意に放された唇。
日向のそれと繋がるみたいに、銀色の糸ができた。
それをみた瞬間、なんか凄く恥ずかしくなって、熱い顔が更に熱くなった。
「…、こっちに集中」
「っ!?っん…ぅ、ん…っ」
耳元で吐息混じりに囁かれたと思った次の瞬間、再び唇を塞がれた。
外を気にしていたことに気づかれたのか。
後輩達のことを考えたのを気づかれたのか。
こういう時、獣並の直感が働くやつほど怖いものはない。
火神ですら例外じゃない。
後頭部に当てられた手が、髪をなでる。
耳元を緩く撫でる日向の指先と、髪の先が擽ったくて、軽く身体をよじる。
「…、伊月…」
唇を放して、掠れた低い声で呼ぶ日向の表情が愛しくて仕方ない。
俺も、掠れた喉を鳴らす。
「…日向、今日泊まっていい…?」
日向になら、滅茶苦茶にされてもいいような気がした。
あとがき
ちょっと病んだ甘文を書きたかった結果ですw
文章多ww
そりゃ日向に怒られるわww←
この2人は依存しあってればいいと思う+(・ω・´)