samurai7 | ナノ
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慌ただしかった一日。
気付けばもうすっかり夜が更けていた。


「キララちゃん、コマチちゃん、そろそろ銭湯行こー」


SAMURAI7の世界でお風呂はどうするのだろう、
と疑問に思っていたユメカだったが、
マサムネの家にはちゃんとお風呂はあった。
しかし近くにお金はかかるが、
湯に入っている間に洗濯もしてくれる銭湯があるらしいため、行ってみようと決めたのだ。


今まで毎日お風呂に入る週間をつけていたため、
ユメカは服を続けて着ることや、お風呂にあまり入らないのにも抵抗があった。


贅沢を言ってはいけないと思うが、
今は装飾屋で働いて稼いだ、自分のお金がある。
キララとコマチを引き連れ、ユメカは「いってきます!」と元気よくマサムネの家を出た。


「ユメカ姉さまありがとです!
おら今日いっぱい汗かいたから、おっきい銭湯楽しみだったですよ!」


コマチが笑顔でユメカと手を繋ぐ。


「うん、今日は砂もいっぱい被っちゃったしね。
早く汚れ落としたいー」
「私達まで一緒に……すみません、ユメカさん」


コマチの隣を歩くキララは、申し訳なさそうに肩をすくめる。


「そんな、気にしないで!
私が一緒に行きたいだけなんだから」


キララはユメカの優しさに、嬉しそうに微笑んだ。


「……ありがとうございます」
「えへへ〜」


(キララちゃん本当にかわいいなぁ)


キララの笑顔を見ると、そう思わずにはいられない。


「あれ?ユメカ姉さま、今まで指輪してたですか?」


コマチは繋いだユメカの左手を、まじまじと見つめていた。
左の薬指には、装飾店で貰った指輪がひとつ……。

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