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▼解説

事故に会ったとき、初恋である「げんくん」の存在を思い出してそれにすがりつかなければ多分そのまま消滅していました。
神様の悪戯で一年後の時間軸に飛ばされて中3の真田と出会います。
出会いの時に真田にはっきりヒロインの姿が見えたのは消えそうになる一歩手前で強い念を放出していたから。尽きかける星が一際強く光るのと同じようなイメージです。
ヒロインは真田と一緒にいることで自分の心の奥を満たし、「希望に似た何か」を手に入れたので消滅…と見せかけて自分がいた時間軸へ戻ります。
真田にとっては少しの別れでしたがヒロインにとっては一年間。事故で負った怪我のリハビリを終えてから再開を果たしました。
あ、ちなみに二人がヒロインの名前を思い出せなかったのは時間軸を超えたことで歪みが生じたからだと思います。


今回、幸村くんはこの世のものではないものが見える設定です。原作での魔王っぷりを見ているとこのくらい出来そうな気が…しまして…ね…。ヒロインの存在に違和感を感じながらも、友達を守ろうとしたり何だかんだ協力したりする彼は結局の所、優しいんだと思います。あっ、ヒロインちゃんが動けなくなったのはあれです。多分イップスの類です。


無事再会し良いかんじの雰囲気な二人ですがちゃんと付き合うのは高校に進学してからになるのかもしれません。ヒロインは立海生ではありませんが熟年夫婦のような関係で、和やかに幸せにやっていけば良いんじゃないでしょうか。そして付き合うまでの間、一番煮え切らない関係性にイライラしているのは幸村くんだと思っていたりします←


熟年夫婦みたいな関係のくせに手を繋ぐだけで二人とも恥ずかしくて顔が真っ赤になってればいいよ!



▼色んな初期設定とか

・ヒロインは幽霊ではなく「幽体状態」
・真田には姿が見えるが朧げ(昼間は少し薄い/気配だけはずっと感じていられる)
・何かに触れようとしても掴めないが、真田に触ればあたたかい何かを感じる
・真田がヒロインに触ると「風に触れたような感覚」がする。
・ガラスにも鏡にも姿はうつらない。
・眠気や食欲はない。





※もはや跡形もありませんので、セルフパロと言うのもおこがましいのですが…この話は一応、とあるお話(書籍化・ドラマ化・映画化もした有名作品)のセルフパロとなっております。(軽くリスペクト、の方が正しいかもしれません)



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