いつもの風景。

平凡な日常。
なんら変わらない日々。


俺は平凡な高校生活を送る鏡音レン。
平凡じゃないのは暮らしているマンションぐらいで、
という一人暮らしなら充分に暮らせるような部屋。
母は俺を生んですぐにどこかに消えたらしい。
それからずっと父と二人暮し。
しかし去年高校に進学すると同時に一人暮らしを始めた。

その平凡な日常が簡単にくずれることとなるのだ。












「ただいま…。」
そう行っても返ってこないことはわかってる。
つもりだった…

「お、おかえりなさいませ!」
かえってドアを開けた先にいたのは頭にリボンをつけたなんとも可愛いらしい子だった。

「…だ、誰…??」

みたことねー女なんだけど…。
本当に誰だよ。

「わ、私はリンと申します!えっと…。私はあなたの義理の妹となります。」
ぎ、義理…の妹…。

「は?どういうことぎ、義理って…」
意味がわからない。
「まだ、正式じゃないけど…。」


それから『リン』と名乗った少女は説明し始めた。

要約すると。
俺の父親の再婚相手の連れ子らしい。
結婚するかもとは聞いていたけれど。
まだ籍は入れてないみたい。
このリンというやつは俺よりひとつ下らしい。

で、なんでここにいるのと聞いたら

「お母さんたちがラブラブなので私が邪魔ものじゃないかと…。」
じゃああんたも一人暮らしすればいいじゃないのかよ。
「母に女の一人暮らしは危険だと反対されましたのです。そしてあなたのところにお邪魔になれないかと。」
「…俺男なんですけど。」
「え…と…でも一応兄妹ですから!」
兄妹っていっても義理だぜ。こいつは危機とかを感じたりしないのだろうか。
まぁこいつ顔は結構(いやかなり)可愛いけどさ。体系がね。
よ、幼児体系…。かな
いやだって胸とかないし、でも脚が…って俺はおっさんか!
ま、でも俺も男だし…
「それにあなたの父親が『レンなら大丈夫さ。』っておっしゃっていらっしゃいました。」

あのクソジジィ!!!
なにが『レンなら大丈夫さ。」だよ!まぁこんな幼児体系に手出すほど女に飢えてねぇよ。

「…でも私……ここじゃなきゃ…。」
俯いた彼女。
ま、確かにラブラブのところを邪魔するのは気がひけるだろうな…


「…しかたねぇからおいてやるよ。」
そういうと彼女は顔を上げ輝く笑顔をだして
「ありがとうございます!!」

ちょっとその笑顔が可愛かった…なんて
ねぇ…よな。





転がり込んだ災難






自分の好みで進んでいきます。
のんびり消化。







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